Pianta Natante(工房浮草)の日記

オリジナルアクセサリーを作ったり売ったりする
作家ひとりのお店での
日々の出来事を徒然と...

指輪のサイズ直しって

2018-09-29 | マリッジリング
うちの母親の結婚指輪。
加齢とともに指の関節が大きくなり、どうにもこうにも抜けなくって。
挙句の果てに、指を負傷っ!(指輪がキツイせいではない)
パンパンにはれあがり、さらに指輪が食い込んで、
「指輪を取っちゃわないと治療もできない」と医者に言われ、泣く泣く消防署へ。


以前にも書いたことあるけど、
指輪が抜けなくなったら消防署へ行ってね。
電話してから行くと、さらに速やかに対応してもらえるらしい。(母・談)
で、帰ってくるとこんな感じに。


とりあえず、形を整え、あらためて測ったサイズで。
5号アップ、この隙間ぶん、新しい材料(こちらはプラチナ)入れて両端をくっつけることになる。


ふと気になる。店主、自分もなかなかキツくなってきている。


18年間、指輪のある部分は肉もそれ以上は増えないから窮屈ではないが、
外すときはかなりの力技だ。


ハンドクリームやソープ類を少量つけると
わりとスルッと抜けてくれる。

 
表から見ても裏から見ても、食い込んでいた証がクッキリ!!


また指輪のほうも、まあまあ変形している。
一般的なマリッジリングに比べると多少は肉厚に作ってあるが、
それでもやっぱり曲がるのだ。


現状は6号。
えっ!?そんなに細かったっけ??
本人がいちばんビックリだよっ(笑)


幅広めのサイズリングで計測、
なんと9号。マジか!


とりあえず今日のところは、応急処置。
芯金に通して金槌でガンガン叩く、結果、こんな槌目(つちめ)がついちゃう。
そもそも、表にはダイヤモンドが埋込してある、石が割れる可能性もある!
よって、お客様の預かり物では、絶対っ!!この方法はやりません。
「壊れてもいいから〜」とか言われてもやりませんっ、あしからず。


なんとか7号少し大きめ、ぐらいになった。
次回、ちゃんとサイズ直しするときは、
手のひら側を一度切って、
母の指輪と同様に新しい材料を追加しないとな〜。

ちなみに母の指輪は、銀婚式のタイミングで私が作ってあげたもの。
大学卒業直後くらいだったなぁ、
想定が甘いから、そうとうプラチナついてる(重い)!
20年以上前に作ったものだから、まあいろいろ笑えるわっ

お店でオーダーいただいて作ったマリッジリングはこちらから見てみてくださいませ♪
工房浮草【マリッジリング】のページ


マリッジリング作らせてもらいました

2017-09-23 | マリッジリング
先週の日曜日、工房浮草は臨時休業いただき、店主は友人の結婚式へ行ってきました。

タカトシくん、さやかちゃん、娘のキクちゃんおめでトォ〜!



工房浮草で、二人のマリッジリングを作らせていただきました!
ロマンチストでこだわりやさんの旦那様と
お仕事柄(デザイナー)か現実主義で意外とさっぱり(スッパリ)な奥様。
そんな二人と店主がアイデアを出し合い、相談して完成しました!

 

表面の「ランダム溝ミゾ」(奥様が命名/笑)は樹木のイメージ。
地元の自然を愛するお二人のこだわり。
ゴールド2色(ホワイトとイエロー)の3分の2対1の配色は、それぞれのこだわり。
そして艶ありで側面とのコントラストの出し方は、制作者(店主)のこだわり。
さらにリングの内側には夫婦と娘のイニシャル(もちろん、今後も追加可能になってます!)、そして家紋も彫りました!

おかげさまで店主が大満足な1作品となりました。



お二人の結婚式は手作りでこだわりで友人たちからの愛があふれる素敵なパーティーでした!

たまたま店主夫婦は、お二人がお付き合い始まるときに立ち会い、
陰ながら応援し、見守り。
ゴールイン、出産からの〜、みんなでお祝い!!
喜びもひとしおでしたぁ。

工房浮草では1年に10数件の依頼をいただくマリッジリング。
マリッジリングを作らせていただく「喜び」と「責任」と「やりがい」を見つめ直した1日でした。

工房浮草のマリッジリングは、フルオーダーメイド。
当店がいままでに制作したマリッジリングはホームページで公開中〜!
【オリジナルシルバー工房浮草/ホームページ】