
最福寺の大屋根
歩く楽しさ、歴史・自然の出会いを求めて歩いている。いつも寺の大屋根に見とれ足が止まる。重厚感・荘厳さ・凹凸の流線美が…屋根瓦の匠の技が堪能できる…最福寺(曹洞宗)。
本寺の屋根は日本古来の『本瓦葺き』工法で葺かれています。平瓦と丸瓦が交互に組み合わせて並べる工法です。棟の両端には鬼瓦が付いている。
屋根の棟(上部)、熨斗瓦(のしがわら)に最福寺と付く、よく見ないと見落としてしまう。
本瓦葺きは飛鳥時代に中国、朝鮮から仏教文化とともに伝来しています。
日本各地に焼き窯は点在するが、京都における瓦製造歴史は古く、東山山麓で焼かれた歴史があります。すでに一千年以上前になる。
庶民の屋根に瓦が使われだしたのは江戸時代(近世)に入ってからですが…一般に板屋根葺き、草屋根葺きが多かったようですね。(ちょっと屋根の雑学に寄り道)