整体セラピストの独り言  ウエダ心理整体塾のブログ

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身体症状について 2

2018-05-06 15:00:45 | 身体の技法
身体症状について語り始めたら、もう少し語りたくなった。

症状は、それが何であれ、発症してからだんだんと強まり、症状には必ずピークというものがあり、それはそれ以上は強くはならない、悪くはならないのである。

そのピークが過ぎると、だんだんと引いてゆく。

それでそのまま収まるものもあれば、また悪くなり引いてゆくことを繰り返す場合もある。

急性なものほど悪くなる勢いも強く早いが、そういうものほどピークが過ぎると引いてゆくのも早い。



大体、その様相は3日から1週間で強まれば、また3日から1週間で引いてゆくから、1週間から2週間が様子を見る最低の期間である。

病気を経過させるというのは、その様子を見ることだから、薬を飲むことも整体をすることも、1週間を過ぎてからでも遅くはない。

しかしそこを待つまでにどんどん悪くなるのは、そうとうに体の自律機能がおかしいということで、そういう場合には西洋医学の処置をしたほうが良い。 

症状がある状態で、それ以上悪くもならなければ良くもならない場合は、体の働きに何か閊えている、体のある処の働きが鈍くなっている場合で、それは症状を起こしている処ではない。

その鈍い処の働きを改善させるのに、整体は割と即効を示すが、それからさらに悪くなることもある。しかし1~2週様子を見ていれば良くなってゆくので心配要らないのだが、普段から自分で体を整えることをしていない人は、心理的に動揺して経過を悪くする。

だから、自分で体を整えることをしていない人の体には迂闊に触れられない。



そして経過させるとは、体を整えながら様子を眺めることであり、あまり早く治そうと体をいじくることではない。

そして様子を眺めるとは、感じるということでもある。

その症状の感じ方が変わると、不快な症状が少しでも快くなると、たとえ医学的に治ったとは言えなくとも快方に向かう。

例えば、頭痛や歯痛に色紙が役に立つこともある。体に馴染む色紙を患部、あるいは馴染む処(大概背骨のどこか)に当てるだけで痛みが軽くなることもある。

もちろんそれだけで治ることはあまりないが、快方に向かい出す。

また最近は、「言霊」に興味を持ち研究している。ある人は「あゆみばしり(足の語源で、氣を足に集める)」と唱えたら血圧が急に下がった。

こんなことは医学的には気休めに過ぎないが、その気休めも意外と役に立つこともある。


そして自然な経過を辿って良くなった後は、免疫力は高まり、本能的な感覚も磨かれ、体は丈夫になる。









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