戦争と愛

おお、何かたいそうなタイトルになってしまった。

ドラマ『東京大空襲』を観る。
何故今のタイミングで、何故日テレの開局55周年でかは知らないが、
ドラマにしておくには勿体無いくらいのいい内容だった。
アイドルとかが出てそれがメインみたいな映画が最近増えてる中で、
こういう物語を創れる人達こそが映画を撮って欲しいなぁなんて思ったり。
で、とにかく内容がすごく良かった。
ドラマにしては珍しく、しかも地上波では珍しく残酷な内容。
空襲の中を逃げ、そして次々と死んでいく民間人。
主人公やスポットの当たる人だけは助かるなんて嘘すぎる。
真剣に戦争を伝えたいなら、こういう撮り方が本当なんだと思った。
そして戦争ものとしては珍しく戦地は殆んど出てこなかった。
本土爆撃を受けている時点で日本本土が戦地なのはそうなんだが、
所謂"前線"が舞台ではなく、あくまで空襲を受け、
逃げるしかない民間人に焦点が当てられているのも珍しかった。
これこそが本当の戦争の姿なんだと思う。
戦争の物語を伝えるなら、こういう事をやって欲しいと思う。
が、残念な点もあったのでいちおう記述。
何故、クライマックス的シーンで流れる音楽が英語の唄なのか？と。
東京を舞台に日本側の目線で描いている物語なのに何故？
せっかくのシーンが残念な事になってた。
YOSHIKIが作ったとかは正直どうでもいいですから。。。

映画『愛してよ』を観る。
タイトルからラブストーリーかと思ったが、全然違った。
西田尚美演じる母親と子供の母子家庭が中心で、
母親と子供、たぶん愛に飢えた感じを描いてたんだと思う。
『愛してる』じゃなく『愛してよ』って時点で刹那さは良い。
って、正直、ん～、って感じだった。
ふんわりした感じで白昼夢を観ているような映画で嫌いじゃないけど、
いまいち伝わってくるもんが無いというか、残らない感じだった。
とりあえず西田尚美が出てる点でOKな訳なんだが。。。

で、映画観つつ泡盛を飲んでいい感じに。
観終わりでそのままコタツで寝て起きたら夜になった。
浅い眠りだったようで気持ちの悪い夢を見た。
沖縄にいるようなカラフルな赤い魚と青い魚を殺す夢。
床にぶつけて気絶させようとしたんだけど死んでしまった。
魚の尻尾の所の妙に力のあるリアルな感触が忘れられない。
久々に夢を見たらこんな感じってどうなのよ。。。