前回の続きを記してみたいと思います。分離不安の強い小さな子どもの例を中心にしてみましたが、何でも親にしてもらうことを継続していると、自分で行う気持ちが弱くなることと、何でも自分の要求の通りになるわけですから、我慢することが必要なくなります。この場合には、がまんしなければならない場面に行くことを嫌がるようになるかもしれません。保育園や幼稚園は、子どもの社会化を促す場所、みんなと仲良くやっていけるようになる場所で、自分をコントロールする力を育てる場所等の多くの役割を持っているところですので、楽しい場面もありますし、自分を抑える場所もあるわけです。
このようなときに、忍耐力や抑制力が足りない場合には、がまんができにくくなって、そのようなところを避ける傾向が生じるかもしれません。
自己中心的な特性を身に着けてしまった場合には、その特性で行動するようになりますので、年齢に応じた行動ではなく、幼稚な行動が中心になってしまいますので、適応が難しくなるかもしれません。
いろいろと自分で経験して、考えたり工夫したりしてやってみて、うまくいったりそうでなかった理を経験する中で精神的にも生活技術手金芋製糖していくので、自分でやってみることはとても大切なことと思っています。
このような中で、保護が強すぎる場合には、自己中心性が育つかもしれないので、最終的に子どもが困ることにもなるので、注意が必要かもしれません。
子どもの自己中心性が強いと、ものの見方が偏ってしまい、しかもその見方が正しいと思い込んでしまうので、いろいろな問題が生じることにもなるかと思われます。
但し、多くの子どもは心も体も健康に育っていると思いますし、すでに幼稚園や保育園の時代から、登園渋りや登園拒否、不登園等になる場合には、大きな課題を持っているかとも思われます。(この時も障害等は含みません)
年齢が進むと、それに合わせて乗り越えるべき課題も大きくなってきますので、だんだんに困難な部分が大きくなってきます。
小さいときには明らかにならなかった部分が課題の大きさによって明らかになってしまう場合がありますので、学年が進むとそれに合わせて不登校も増えてきます。
話が飛びますが、中学校になると、年齢も青年期になり、自己意識も変化してきます。また、学校の内容も変わります。友人関係等の人間関係も複雑になってきます。そのために、中学校になると適応が難しくなって不登校も増えると考えられます。これはいわゆる中1ギャップ等の言葉で表現されることもありますね。
少しまとめですが、育てられ方は大きな影響を持ちますので、留意することが大切と思われます。
このブログの親子関係の部分を見ていただけると参考になるかと思っています。
また、学校教育の在り方、進め方も不登校に大きく関係しているとも思われます。この部分については今後触れてみたいと思います。
今回はここまでに致します。