宇宙人は柴犬と

SFコメディー小説です。

第39:各話タイトルって必要無いのかもしれない 2/3

2011-01-30 22:12:40 | 日記
【ランチミーティング】
コメディー枠です。
2週間前。
渋谷、モンゴリアンタワービル49階。
チャンネル√4役員エリア。
49A会議室。
CEOのぴろウきを筆頭に、部長以上の中から9人が集まり、ランチミーティング。
ぴろウきの昼飯はカロリーメイト(ブロック ポテト味)、SOYJOYオレンジ葉酸+、スニッカーズ、ポッキー アーモンドクラッシュ、カゴメ野菜生活100青りんご&ライム。
ぴろウき「おや?CMO、愛妻弁当かい?」
CMOは空色のギンガム・チェックのクロスに包まれた弁当箱持参の新婚さん。
いやー、お恥ずかしいとテレながら包を開き、蓋を開ける。
弁当はおかずの箱とご飯の箱に分かれている。
おかずはミートボールやウィンナーが入っており、高校生の弁当のようで若々しい。
ご飯は・・
CMO「いや~、まいったなぁ~。」
ご飯の上に敷き詰められた肉そぼろ。
でも、全部が肉そぼろじゃなくて卵そぼろもまじってるのん。
そうなのん。
卵そぼろで黄色い文字が書いてあるのん。
”がんばって(ハート)”
ギラリ!CEOの目の色がかわる。
ぴろウき「おい。」
CMO「wwはい?」
ぴろウき「うんと年下の奥さんは可愛いか?」
CMO「www!やっ、可愛いってゆーかww。この間まで大学生だったから、学生気分が抜けてないってゆーかww。」
ぴろウき「正直に言えよ!オイ!」
ニタニタと肘で脇を突っつく。
CMO「えーとぉ・・可愛いですww」
ぴろウき「必殺!アーモンドクラッシャーっっ!!」
ポッキーを数本握り、CMOの口内へ全力で突き込んだ。
CMO「むごがあっっ!!」
ぴろウき「歳の離れた若奥さんと愛妻弁当の書き文字括弧ハートマーク有括弧閉じは、数え役満だからな。渋谷区のわがまちルール・・たしか代官山ルールあたりに抵触していたはずだ。」
COO「今のはどちらかというと”わがままルール”なのでは?」
ぴろウき「あ゛あ゛っっ!?」
COO「いえ、何も言っておりません。」
ぴろウき「じゃあいつも通りアイディアを出し合うぞ。我が社はチャンネル√4、ぬっほぬほ動画と双方向ネットワーク上の動画コンテンツ事業において世界をリードする存在だ。また、XXX(トリプルエックス)というスポーツイベントの主催でも大成功を収めつつある。さて諸君、次は何をやりたい?」
CCO「はい!」
挙手。
ぴろウき「CCOくん。」
指さし指名。
CCO「お風呂でチャンネル√4が見たいです。」
ぴろウき「見れば?」
CAO「俺は、お風呂でぬっほぬほ動画が見たいなぁ。」
ぴろウき「だから見りゃいいだろ?パナソニックのタフブックあたりならよぉ、水没させなきゃ風呂でも動くだろう?買えよ。」
COO「僕はXXXを風呂で観戦したいな~。」
ぴろウき「もぉうるせぇよ!!お前らの風呂への愛しか伝わってこねーよ!!」
CTO「私は次に睡眠をしたいです。」
ぴろウき「なめてんのか!?お腹いっぱいの次はお眠って赤ちゃんかよ!!今夜は寝かせねーよ!バ~カ!!」
CFO「夢であなたに会いたい。」
ぴろウき「分かった、寝ろ。夢を見つづけろ。そして2度と起きるな。」
CLO「CEOぉ・・テレビつけてタモさん見ませんか?」
ぴろウき「わかった。3秒だけ見ることを許す。3秒を1ミリ秒でも過ぎたら、お前の網膜に医療用レーザーでタモリの肖像画を刻印するから、心して見ろよ。」
COO「今、風呂場に向いている視点をダイナミックに変えて、トイレに注目してはどうでしょう?」
ぴろウき「うんこするときトイレにノーパソ(ノートパソコン)持っていけ。以上。」
CAO「いや、うんこそのものがチャンネル√4なんですよ。きっと。」
CFO「あ!それじゃないかな?」
ぴろウき「どれだよ・・どれなんだよ?もぉ・・っほっほぉぉ・・・・会話がクソバカ中学生なんだよ・・バーカ・・」
CAO「うんこ、チャンネル√4、うんこ、チャンネル√4、うんこ、チャンネル√4・・いや・・なんか・・何かすぐそこまででかかってるのですがね。」
ぴろウき「うんこだろ?便意をもよおしているだけだろ?トイレ行けよ。」
COO「皆さん。僕達は格式あるチャンネル√4ですよ。そこにどんな財宝があるにしても、うんこに手を突っ込んではいけません。」
CFO「そうだ。そうだ。」
CAO「うむ。」
CTO「ここはウォシュレットあたりに目を向けてみようじゃありませんか。」
CFO「賛成。」
ぴろウき「賛成っじゃねーよ!トイレそのものから離れろよ!!」
CCO「俺、ウォシュレットの水の強さは最弱派なんですよね。」
ぴろウき「しらねーよ。」
CCO「トイレ入る度に強さ調節するのウザくって。たまに忘れて強い水に肛門攻撃されてうわってなるし。」
CFO「あー、解るわー。なんか背徳の快楽に目覚めかけるよねぇ~。」
CTO「なんかさー、あれじゃねーの?」
COO「何?」
CTO「ウォシュレットの強さくらい、自動で調節されるべきなんじゃね?」
CFO「おおお。それは助かる。でもどうやって?」

ぴろウきは呆れて、そして飽きてPSPで美少女ゲームをやり始めた。
CTO「自分にとって快適なエアコンの設定とか、毎週欠かさず見ている番組とかさ・・」
CFO「うん、うん。」
CTO「スマホ(スマートフォン)とかが記憶してくれていて、勝手にエアコンの設定したり、テレビのチャンネルや音量変えたりしてくれたらいーんじゃね?」
COO「部屋にたくさん人がいたらさ、人の位置とかも考慮してエアコンの風向きや風量を高度に調節したらかっこいいね。」
CTO「RFIDなら距離を測れたはず。スマホがアクティブRFIDになれば良いんじゃね?」
CLO「うーん、かっこいいね。」
ぴろウき「・・・」
COO「・・・」
ぴろウき「じゃあ、そんな感じで。CMO、お前の宿題にするから検討しておくよーに。若奥さんと乳繰り合う時間はくれてやらねーぞ。CTO、フォローと監視よろしく。」


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