修理がなければ54,750円で済む。
車検手数料節約のため、ユーザー車検を受けた。
飛び込みでは受けられないので、予約必須。
連休前は予約がとりづらいという。
予約状況は、お盆前のためか混雑していた。
8:45~10:00受付、9:00~10:15検査の朝イチの枠で予約した。
「もしキャンセルするなら前日までに頼むよ!」的な念押しが印象に残った。
必要書類は事前に手に入れ、記入を済ませた。
車検場は検査のみなので、その前に点検をしておかないとならない。
よくわからんので、購入店にお願いした。
オイルとワイパーを交換、他は大丈夫とのこと。
ユーザー車検を受けるにあたり、事前に「テスター屋」と呼ばれる予備検査を受けた方がいいと言われた。
検査前日、予約システムからメールが届く。
「明日車検の予約日だけど、忘れてない?無断キャンセルは今後出禁だからね?」的な。
予約時と前日、2度の確認。相当困っているのだろう。
ドタキャンというかすっぽかし問題、どの業界でも悩みの種のようだ。
当日午前4時、緊張して早く目が覚めた。
車検受付の30分前、テスター屋に到着。
客は1人もいなかったが、スタッフは10人ぐらいいた。
車で進入したもののレーンがいくつかあり、どのレーンへ入るのか誘導してほしかったがそういうシステムではないようだ。
スタッフに声をかけたいが、遠い。
要領がわからず戸惑っていたところ、スタッフも戸惑っていた。
「なぜこの車は入ってこないのか」的な。
適当に前進し「すみません、ユーザー車検初めてなので要領がわかりません。教えていただきたいのですが」
説明によると5種類ほどある検査を全部受けると7,000円ぐらいかかるが、やるかやらないかはあなた次第です的な。
結果、光軸調整のみでいいだろうと判断した。数分で終わったこの検査は料金2,620円。
8:20、車検場に到着。
早めの到着だが、受付というか料金の支払いは受けてくれた。
自賠責25,830円、重量税・印紙・証紙代26,300円。
8:45、受付。
車で「5番コース」を進んでくださいと言われた。
受付開始よりはるかに早い時間から並んでいる方々がいたため、順番は10番目だった。
あちこちに「初めての方は事前に見学をお願いします」と張り紙がある。
車から降りて見学してみたが、稼動はまだだ。無意味。
9:00、検査が始まると3分ほどで1台分進んだ。
しかし、4番目ぐらいの方で流れが止まった。
初めてだったのだろうか。見学を怠ったのかもしれぬ。
30分ほど待って順番がきた。
「初めてです」とスタッフの方に伝えると、インカムで補助の方を呼んでくれた。
1つめの検査は、補助の必要はない。
まずヘッドライト、ウインカー、ブレーキランプ、ウォッシャー液の点検。
余裕でクリア。
次、(たぶん)サイドスリップ検査。
ここからは自分で検査と合格印を押し、進んでいくことになる。
補助の方、おいでなすった。小柄な初老の男性だ。
補助の方:「初めて?」
唐突に、緊張感が強まった。
電光掲示板:「ゆっくりサイドブレーキを引く」
補助の方:「思いっきり!思いっきり引いて!」
私:思いっきり、ガッ!と引く。(ゆっくりじゃないのか?いや、ゆっくりってのは速度のことだよな、思いっきりってのは強度のことだ)
補助の方:「思いっきりだよ!!(怒)」
私:「はい!(やべぇよくわからん)」
補助の方:「じゃ降りて。ここに紙入れて。(検査用紙にハンコ押す機械)」
合格のようだ。
次、(たぶん)スピードテスト。
アクセル踏んで、40キロになったらパッシング。
電光掲示板:「ゆっくりアクセルを踏む」
補助の方:「踏んで!思いっきり!思いっきり踏んで!!」
私:「?!」思いっきり踏む。ブオォォーン!
メーター:あっという間に40キロ超える
私:慌ててパッシング(60キロ超えてる)
補助の方:「紙入れて(ハンコ押す機械)」
合格のようだ。
進む。
補助の方:(もっと右に寄れとジェスチャー)
私:慎重にハンドルを切る
補助の方:(1秒後)「ハンドルまっすぐだよ!」
私:「?」ハンドルまっすぐにする
補助の方:(もっと右に寄れとジェスチャー)
私:慎重にハンドルを切る
補助の方:(1秒後)「ハンドルまっすぐだよ!!(怒)」
私:「???」
昔、部活、バイト、就職先でこんな感じの指導を受けたことを思い出した。あぁ、イラつかせちゃったな…でも本当に何を言ってるのかわからないんだよな…40歳にもなって昔と同じようなこと言われてるし。三つ子の魂百まで、人間は簡単には変われない。
つらいが、ハンドルまっすぐにする
次、排気検査。
補助の方:「降りて。この棒をそこに入れる」検査の棒を指す。
私:2本あるマフラーの右側に棒を入れる
補助の方:無言で奥までグイグイ。入らないのか左側に入れなおす
合格。
補助の方:「そこに置いて」
私:スチュワーデスがファーストクラスの客に酒とキャビアをサービスするように、丁寧に検査棒を所定の位置に置く
進む。
補助の方:(もっと右に寄れとジェスチャー)
私:慎重にハンドルを切る(この流れは…)
補助の方:(1秒後)「ハンドルまっすぐだよ!」
穴をまたぐ形で停車、下から検査されている模様。
補助の方:「降りて。(歩きながら)サイドガラスにフィルム貼ってあるから、透過率の検査。1番コース行って」
私:「歩くの早いな」と思いながらそのままついていくが、こちらを気にしている様子はないので補助はここで終わりだったんだと気づき、自発的に離脱。
緊張からの解放。
9:20、1番コースへ。並び直し。混んでる。
10:00、待ち時間40分。透過率検査。
合格ラインは70%。
結果、69.8%。屋外へ誘導され、再検査で70%。
検査員:「次の車検は通らないかもしれないですね」
たぶんフィルム自体が劣化して透過率が下がるのだろう。
検査員:「これで終わりです。受付へ行ってください」
10:10、受付でシールを渡されて終了。
【今回の検査のみの費用54,750円】
・自賠責保険料(25,830円)
・重量税・印紙・証紙代(26,300円)
・光軸調整(2,620円)
【今回の所要時間】
・85分(受付から終了まで)
・検査自体は15分ぐらい
【流れ】
・検査オンライン予約
・点検(修理工場・ディーラー)
・予備検査(テスター屋)
・車検場(受付→車検→受付)
【感想】
動画など撮影したかったが、「撮影禁止」と張り紙があった。
車自体に修理箇所がなく、平日に時間がとれるならばユーザー車検はベネ(良し)。
書類は検査場内にて有料で代書屋に依頼できるが、見本を見ればたぶん書けるはず。
【予約】070-6672-1699
【受付】9:00~18:30(土曜16:00まで)
【定休日】日曜
【住所】埼玉県春日部市内牧4064-6(2F)
膝好調とのこと、幸いです。
ユーザー車検は誰でもできるかと思います。
今度お話ししますね。