ウチ建ブログ

社員の日々の報告や建築情報をウチケンがお伝えするブログです。

建物のライフサイクル

2012年03月16日 | 日記

建物を新築してこれから住もうと考えたとき、その建物に何年住むことになるのでしょうか。そう考える上で一つの目安として建物の減価償却年数があります。住宅の場合、木造22年・重量鉄骨造34年・鉄筋コンクリート造(RC造)47年などとなっています。


減価償却とは課税対象としてその建物の価値が年々減ってく期間を決めたものですが、実際には木造で新築から22年経つと住めなくなるかというとそういうことはありません。補修・改修をしながら大切に住むことによっては、ずっと長く住み続けることができるでしょう。


その様に長く住み続けることによって住まい方も変化していきます。子供が大きくなると個室が必要になり、その後社会人となって独立する頃には、家を建てられたご本人も高齢になり階段の上り下りがちょっと大変になって来るでしょう。長い年月の間には様々な変化があって、建物もそれに応じて変化させる必要が出てくると思います。

そういった変化に対応する上で有利な構造として、RC造の住宅があげられます。もともとRC造の住宅は減価償却年数も長く耐久性も高いのですが、外壁の構造壁以外の間仕切り壁が建物を支える構造材となっておらず、自由に内部間仕切を変更することが出来ます。

RC造の住宅は一般に高額だと思われていますが、居住性に優れ、何世代にも渡っ
て住み続ける住宅としての可能性を備えた住宅として、注目の価値があるのではないでしょうか。

◆ワンポイントチェック◆
・ライフスタイルの変化に対応しやすい構造を選ぶ
・現在の家族年齢と、10年後、20年後の年齢を考え、長期的な間取りや仕様の変更がしやすい空間を考えておく  




運のいい家5つのポイント

2012年03月08日 | 日記

今回は風水から考えるいい家のつくり方です。
風水家相の考える「運のいい家」の基本を5つのポイントで紹介します。

.外観デザインはシンプルに
建物の形は凹凸のないシンプルな四角形が吉。凹型の家や、中庭のある家は、風水ではあまりおすすめできません。
また、建物を建てる向きは「順をもって吉」、周囲の街並みに合わせること。建物の角をほかの家の方に向けると、凶作用が発生してしまうからです。

.外壁は明るい暖色系
外壁の色は、陽の作用をもつ暖色系がおすすめ。
こげ茶や黒、グレー等の寒色系を選ぶ場合は、手すりや窓枠等にやや派手な色を使ったり、庭に暖色系の花を植えたり、インテリアに木素材を取り入れましょう。

.家の中心でくつろぐ
「太極」と呼ばれる家の中心は、その家のパワーが集中する場所。ここで長時間くつろぐといいパワーを授かることができます。つまり、家の中心にはリビングがあり、ソファを太極に向けるのが理想的です。

.東で食べて西で寝る
風水家相の基盤になっているのは自然界の力。特に太陽の運行をベースにした8方位を重視してプランニングします。
おおまかなルールとして、建物の東側にキッチンやダイニング、西側に寝室があると吉相に。
また、東や東南は若い人が使うと良く、西や北西は年配者が過ごすのに向いています。

.鬼門はおそれずあなどらず
家相学ではよく「鬼門はこわい」といわれます。
鬼門はけがれを嫌う方位なので、汚れやすい玄関やトイレ等はない方が無難。プラン上で避けられない場合は、できるだけ東か北寄りに便器等を配置。その場合は内装を清潔感のある白でまとめ、掃除を欠かさない等、きれいに保つ工夫をすれば凶作用を防ぐことができます。


風水家相では「絶対にダメ」というルールはありません。間取りにダメージがあっても、インテリアや暮らし方でカバーできます。
風水と使い勝手を考えながら、楽しく「運のいい家」をつくりましょう。

                                                                参考:いちばんわかる間取りの本


LDKの計画

2012年03月02日 | 日記

LDK(リビング・ダイニング・キッチン)は三つの要素があり、家族構成や広さによっていろいろな組み合わせがあります。
各タイプ別の特徴を把握して、ライフスタイルに合わせた計画をしましょう。

○LDKタイプ
全ての要素をひとつの部屋にまとめることによりコンパクトで機能的な部屋となります。対面キッチンにすると家事をしながらリビングにいる家族との一体感も失われません。一方、居間と台所が同じ空間にあるため、居間にキッチンの臭いがしたり、雑然とした部屋になる場合があります。

○LD+Kタイプ
キッチンを独立させることにより、上記の問題を解決できますが、台所が居間と切り離されることに好みが分かれるかもしれません。

○L+DKタイプ
最近はあまり見かけないタイプですが、機能的な組み合わせです。

○L+D+Kタイプ
それぞれ独立させることにより、各部屋の機能を充実させることが出来ます。ダイニングの生活感、キッチンの雑然さをリビングに持ち込まず、ある意味理想の居間空間が作れます。ただし広いスペースが必要です。

◆ワンポイント◆
・LDKタイプのキッチンは常にきれいに後片付けが必要
・IHクッキングヒーターはヒーターからの水蒸気が出ないため対面キッチンには有効
・リビングは家具やテレビの配置を考えて計画