常用漢字と地名との関係、それを沖縄と内地の比較を含めて考えてみた。
一方、沖縄県内の地名は「岡」がつくものがほとんどなくて、むしろ「丘」のほうが多い。南風原町の北丘小学校、恩納村の希望が丘、新しいものでは映画『チェケラッチョ』でにーにーを呼ぶシーンから命名された豊見城市のニーニーの丘。「岡」で書くのは糸満沖の岡波岩ぐらいかな。たぶんこれしかないはず。
ほかには、「みね(峰・嶺)」があります。内地では「峰」またはその異字体「峯」が使われているのをよく見るけど、沖縄では嶺井、石嶺、赤嶺、長嶺、安次嶺など、「みね」の読みは、たぶん100%「嶺」で占めている。「峰」なんかいかにも内地っぽい感じがして、南国沖縄には合わないという感覚が身にしみている。
「岡、嶺」は常用漢字にないけど、地名を通して早くから知っていて、常用漢字にある「丘、峰」は後から覚えたよ。
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