2月1日が旧暦の1月1日(元日)ということで、今年の2月は旧暦の1月と日にちがまるまる同じということが言えます。
北京オリンピックが開幕するのは2月4日、つまり、旧正月の三が日が明けてすぐということになります。現地でも旧正月は「春節」と言って盛大に祝われますね。
さて、旧正月というと、沖縄の伝統的な正月料理は豚肉料理が多い。ソーキ、ラフテー(三枚肉)、足てびち、中身汁など、沖縄料理には豚肉を使った料理が多く、特に正月にこういった料理が多く並べられた。「ウヮーソーグヮチ(豚正月)」という言葉もあったほどだ。
昔の沖縄では豚を飼っている家が多く、正月(当時は正月といえば旧正月だった)が近づいた年の暮れ(おおむね旧暦12月28日~30日(大晦日))に豚をしめて、さばいて料理して、正月に食べるのが習わしだった。正月前になると「ブヒーブヒー」という豚の鳴き声が集落のあちこちから聞こえてきたのは正月の風物詩の一つだった。
旧正月前になって集落中に響き渡った豚の鳴き声というのは、悲鳴やうめき声であったにちがいない。豚にとって正月は嫌な行事だっただろう。
最近はアニマルウェルフェアという考え方から、家畜を屠殺する前に気絶させるなど、可能な限り痛みを与えない方法で屠殺するというやり方が広まりつつあるね。
中国でも旧正月(春節)には豚肉料理が多く食べられる。年末に豚をしめて春節の料理にするというのが主に田舎で行われている。まさに沖縄の旧正月と似ている。沖縄で旧正月に豚肉料理を食べる風習は中国から伝わったものと思われる。
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