pukupuku堂

猫4匹+猫世話係1人の毎日

キレイな音楽にも夕暮れにも

2011-08-07 01:27:08 | 多事争論
TVが報道しない
東北の人々や殺処分される家畜の
つらい状況や
保安院・東京電力の隠蔽、
故郷・佐賀県のやらせメール、
放射能の広がりなどを
全く教えてくれない気象庁、
(ドイツの気象庁は教えてくれてたけど
それも見れなくなりました)
福島の除染をほったらかしで
足のひっぱりあいばっかりの政府…

あーーーーーーーーーーーーー
腹がたつ!!

こどもの命や
夢がもてる未来よりも
金が、政権がそんなに大事か~!!

私には子供はいないけど
甥っ子や姪っ子、友達の子供たち。

最近、彼や彼女たちのことを考えると胸が痛い。
サッカー選手になりたい夢や
アナウンサーになりたい夢。
以前なら
「おーー、叶うよ、がんばりぃよ~」と
無邪気に言えたのに。
今では
「この子たちが大人になった10年後、日本はどうなってるんだろう…。」と
暗澹たる思いになり、申し訳なさとせつなさでうつむいてしまう。

8月6日
仕事を終えて向かった平和公園。


9時近くになっても
老若男女、たくさんの人々が手を合わせていました。

祈りのメッセージが書かれた色とりどりの灯籠を見ながら
「なんでこんなことになったんだろうなあ。」としょんぼり。

撮影にナイスなスポットを探すため
人を押しのけるカメラマンのおじさんや
原爆ドームをバックに「イェーイ」と笑顔で記念撮影している
娘さんたちも、なんか見たくない。

モヤモヤしながら橋の上を歩いていると

ふいにとてもキレイな音楽が聞こえてきました。
不思議な音色の楽器で、
演奏されている男性がひとり。

そのここちいい音色に惹かれて
海外の人も
おじさんもおばちゃんも
お兄さんもお姉さんも
子供も
じっと聴いていました。

キレイな音楽にも
夕暮れにも
いつも出会う
馴染みの野良ネコにも
歩くと気持ちいい散歩道にも
大好きなお寿司にも
荒唐無稽な将来の夢にも
気づかなかっただけで
たくさんの「平和」と「しあわせ」が詰まっていたんだなあ。

「セシウム」や「ホットスポット」なんて
何も知らなかったあの頃。

今、ずるいことや、ウソをついて
自分の得になることばかり考えている
大人たちも同じ人間で、昔は子供で。

お母さんが作ってくれたお弁当
お父さんの肩車
遊び回った草っぱら、
大好きな人とつないだ手。

きっとお金以外に
幸せなことがあることも
たくさん知っているはず…。
 
どうか手遅れになる前に
そのことに気づいてくれますように。

小さなことでも、未来のために
自分で考えて行動していけますように。