pukupuku堂

猫4匹+猫世話係1人の毎日

だんだん3!

2010-10-01 14:31:03 | ちょっと非日常
え~、「NHKからいくらかもらってるのか」と
周囲からあらぬ疑いをもたれているプクプクです。
よくわからん情熱につき動かされつつゲゲゲ特集最終章です!
今回ながーいので休み休みどうぞ!


マンガ仲間でもあり、茂の熱狂的なファンでもある
戌井さんが一念発起、奥さんと2人で小さなマンガ出版社「北西出版」をたちあげ、
茂にマンガの執筆を依頼。

ベイビーも生まれ、幸せ…どころじゃなく、ミルク代もない村井家&負けず劣らずビンボーな戌井家の
一蓮托生チームは
「おもしろいマンガを世に出そう!」の一念で運命をかけた大勝負!!
茂が描いた渾身のマンガは
ちょっとオドロオドロしいホラーマンガ、
「悪魔くん」!!(こ、こわい…



「こ、これはすごいマンガだ!!マンガの歴史をかえる傑作です!絶対にあたります!!全5巻でいきましょう!!!」と悪魔くんの
クオリティの高さにコーフンする戌井さん。
茂も嬉しそうです!
さあ、このマンガで貧乏神をおっぱらえるのか!?

結果は…

ガガーン!!大惨敗!!!!!
返本につぐ返本で、3巻で終了することに…。早くも倒産の危機に陥る北西出版…
「ぼくは…くやしい!!もっともっと自分に資金力があれば、
悪魔くんが売れるまで、じっくり時間をかけれるのに…」と悔し泣きする戊井さんと
肩を落とす茂…。

うわーーーーーん!!なんで売れんのだ~~~~~~
自分の作品のせいで友達の会社がつぶれそうになるってどんなに凹むことだろうか…。

ついに電気を止められた村井家…。



それでも描くしかない!!ローソクの灯りで描き続ける2人。

しかし状況はわるくなるばかり。
貧乏神(ラーメンズの片桐さん)が居座り続けます。

腐る寸前の安くなったバナナを食べたり、

プラモデルを作って気分転換しつつ頑張りますが…
風邪をひいた布美枝にチリ紙も買ってあげれない極貧生活…

今まで弱音を吐いたことがない茂が
ついに「もう、やめるか、マンガ家…」と…。

普通だったら「やっと現実を見てくれた!安定した仕事に着いて下さい!」って
言うと思うんですよね、赤ちゃんを育てる母としては…。

なのですが、「今までもなんとかなったじゃないですか!この先もきっとなんとかなりますよ。」
と笑顔で励ます布美枝さん!!
えらか~!!あんた、えらか~~~~~~~!!!!!
茂さんの努力と才能を信じていたのでしょうなあ。パチパチパチ!


そして…ついにやってきたビッグチャーーーーーーーーンス!!!
月刊ゼダという雑誌にのった茂のマンガを読み、
大手出版社の豊川がやってきた!!!
「先生の作品には注目していました!「週刊少年ランド」(週刊マガジンがモデル)に、宇宙ものを連載して下さい!」
うおおおおおおおおおおおおおおおおお、大手出版社ですよ!!
貧乏脱出!!これで電気代も払えるよ!!赤ちゃんのミルク代も心配しなくていいよ!!!

「宇宙もの、苦手なんでやめときます。」

うおおおおおおおおおおおおおおおおお、断っちゃったよ!!!!!!
さすがの布美枝もガクゼン…。
豊川が帰ってしまった後、
「自信をもって描くことのできるジャンルで勝負すべきだ。必ずもういちどチャンスがくる。」と
言い切る茂。
いや~あたしなら目先のゼニコに飛びついてますよ…。
仕事って引き受ける勇気より、断る勇気の方が何倍も必要です。
次にもらえる保証はないのですから…。

茂のように自分を信じる力ってなかなか持てないもんです…。

そして数ヶ月後…
本当にきた2度目のチャンス!!!
福の神・豊川が再訪!

「ジャンルは問いません!子供たちが喜ぶ面白いものを描いて下さい!!」
よっしゃああああああああああああああ!!
きたきたきたきた~~~~~~~~~~~~~~~~!!!

茂が描いた渾身の1作

主人公がテレビの中に出入りするという内容のマンガ「テレビくん」!
テレビ全盛期の時代、
このマンガがドカーンと好評価!!!

今まで「水木しげる」の名前じゃ売れないと言われてきた汚名をついに返上です!!
週刊ランドで「墓場鬼太郎」の連載も決定!!!

つ、ついに、貧乏神と縁が切れました~~~~~~~

そして「テレビくん」が大きなマンガの賞を受賞!!!

来るべき時が来た!!茂だけでなく、布美枝の努力と苦労も報われた瞬間。


以前のように北西出版や、ゼダにはなかなかマンガが描けなく
なったのに、受賞を喜んでくれる戊井さんとゼダの深沢さん。

わたしはカープが育てた才能ある選手を
大手の阪○や巨○がかっさらっていくのを
いつも「自分たちで育てんかい!!おいしいとこだけ持っていってから~!!」と
苦々しく思っているのですが…。
2人は怒らないんですよね~
茂の才能を見つけ、育てて、世にでしたのは自分たちだけど、
「おもしろいマンガが世にでてくれれば、それでいい」と…。
なんちゅ~深いマンガ愛!!!
器のでかさを見習いたい!!

受賞後、仕事がじゃんじゃん増え、
質屋に預けた、布美枝さんの着物も買い戻しました!!
いや~よかったよかった…。

どんどん忙しくなる茂。
ついにプロダクションを設立!

そして戊井と茂が苦労して作った
あの「悪魔くん」を
「週刊ランド」でリメイクして掲載する話が!!

本当は自分の「北西出版」で
悪魔くんを復活させたい戊井さんですが…
「描くべきです!」と応援してくれます
でも「なんだか、どんどん遠くにいっちゃうなあ…」と
寂しくも感じる戊井さん…

そして週刊ランドで連載。
見事人気マンガになった「悪魔くん」は
テレビ化されることに!!

田舎の両親も…

夢をあきらめて田舎に戻った昔のマンガ仲間も…

みんなで放送を見守ります!

放送は無事終了!拍手と歓声で家族が盛り上がる中、
茂は1人、部屋を出て1本の電話をかけます。

「そうですか…見てくれましたか…。」
相手は戊井さんでした。

「あんたの編集者としての目に狂いはなかった…。
”これはすごいマンガだ。絶対にあたる!“と言った、あんたの言葉が…本当になりました…。」と
戊井に告げる茂…。

うわーーーーーーーーーっ!!!!!泣けた~!!!泣きました!!!!!
誰も認めてくれない頃から、ずっと茂のファンでいつづけ、苦労をわかちあったきた
戊井さんにとって、最高のお礼と賛辞じゃないでしょうか。
ううっ、おめでと~~~~~~うええええ~~~~~~~~。

いや~、わたくし、このドラマから
貧乏しても、苦労しても、夢やぶれそうになっても
「朗らかに生きること・すきなことを続けること」の大切さと難しさを
学びました~。あと、親のありがたみも…。

「ゲゲゲの女房」はこの茂成功後も8週間ほど続くのですが、
貧乏生活から40歳で成功する、ここまでの話が
一番スキだったので…。ゲゲゲ名シーン集はとりあえず終了です。
「一番すきだというわりにイトツが出てこないじゃないか~!」と
自分でもビックリですが…
イトツって特別目立つエピソードはないんですよ~
日常の何気ない一言や話がじーんときたり
笑えたり、という、愛すべき名脇役ポジションだったので…。

もしゲゲゲの女房の総集編があったら、みなさんもぜひ観て下さいませ!
長い文章を読んでいただき、だんだん!


♪小豆とごうか人とって食おうかショキショキ~♪