TVディレクターの創業ブログ

TVディレクターがビジネス情報をキャッチしながらテレビの可能性を探るブログです

テレビ広告収入の限界

2015-03-01 10:01:51 | テレビ局
おはようございます、TVディレクターのテレビ坊やです。
本日はお越しいただきありがとうござます。

テレビ放送による広告収入の終焉を迎える、という記事を見つけました
これ、僕がまさに思っていることを実に的確に説明してくれています。

メディアコンテンツの充実により、ユーザーが発信者となってクリエイトしていく時代になりました!
わざわざ莫大なテレビ広告料を払わなくても、YouTuerなどのユーザーに依頼して商品宣伝をしてもらうのは実に効率的です。
トップクラスのYouTuberだと、配信すると100万人以上の人はその動画を見ています。
視聴率にすると1パーセントですよ!
これ、本当にすごいことです!
1パーセントも取れない番組だってわんさかありますから。

無料でテレビ見せるから、広告も見てね、はもう通用しません。
てかかなり昔から通用しませんでした。

だってCM見ないもん。

映像ディレクターの存続をかけた闘いをはじめなければなりません。。

フジテレビでスマホチャンネルが開局

2015-02-28 17:03:03 | テレビ局


こんにちは、TVディレクターのテレビ坊やです。
本日はおこしいただきありがとうございます。

フジテレビが4月よりスマホやタブレッット向けのニュース専門チャンネルを立ち上げます
その名もホウドウキョク。
最初はNOTTVとフジテレビオンデマンドの配信をスタートさせ、その後ライブ動画やライブラリーを作っていくようです。
・・・結局有料なんですね。
コンテンツが充実するまでは特別このホウドウキョクを使用する必要ななさそうですね。

しかし、内容的にはかなりおもしろいと思います。
これまで対局的だったテレビがインターネットに歩み寄った印象をもちます。

有料も、制作スタッフで作る以上仕方のない話ですね。
むしろもっと高い収益をあげてほしいと思うのが現場の人間の本音です。

ホウドウキョクはそのうちアプリ開発なども進めていく模様。
電車の中はスマホ中毒者でますます溢れることでしょう・・・


岐路に立つテレビ業界

2015-02-25 10:08:41 | テレビ局
おはようございます、TVディレクターのテレビ坊やです。
本日はおこしいただきありがとうございます。

最近テレビ番組制作における不祥事がよく取沙汰されています

原因はいろいろとあるとあると思います。
僕が現場にいて思うのは、スタッフの寝ずの働く過剰労働、新人ADへの裏付け取材の押しつけ等も目につきます。
番組制作の予算がカットされるなか、人材は不足して少ない人間に大きな負担が強いられています。

・・・と、こういったことはいいわけにはなりません。

影響力のある公共電波を利用させていただいている以上、内容が濃くしっかりと裏付けされたものを提供する義務が我々にはあります。

給料あげろ!休みをくれ!
といっても会社としては仕事を回さなくてはいけないので受け入れることもできません。

悪循環です・・・

スタッフ全員バリバリに働いていても単発の安い番組ではやっていけず、実際に倒産する制作会社が続出しています。
独占事業によって提示された視聴率をもとに計る人気枠と番組予算。
さらにはインターネット業界の拡大でテレビマーケットは年々小さくなっています。

いま、テレビは岐路に立っていると思います。
このままではテレビは生き残れない。
テレビ存亡をかけた事業改革を、各社考えなければいけないのかもしれません。


日テレが視聴率をとるワケ

2015-02-13 10:45:43 | テレビ局
おはようございます。TVディレクターのテレビ坊やです。
本日はご訪問いただきありがとうございます。

長寿番組を作ることは本当に難しいことです。
同じ枠組みで作り続けるには、ネタが枯渇してしまいがちですし、
マンネリ化が進み視聴者に飽きられるからです。

日テレのプロデューサーには面白い人がいるようです。

もともとバラエティ部門で制作していたけど、
ドラマなど他分野に移動して、中身をかき回す仕事をするそう。

番組って、一度成功すると守りに入りがちでなかなか内容を変えづらくなります。
そのまま淡白になっていって、結果的に視聴率がとれない。

それを中身やら構成や演出やら、かき回して修正する。
既存スタッフからするとかなり厄介者ですね・・・笑

しかし、そのおかげで日テレは2014年の年間視聴率三冠をとれたといいます。

スタッフの固定はマンネリの他にも癒着の問題等もあります。
スタッフを定期的に入れ替えて取り組むことが、
通気性も良い優れた番組作りに繋がるようです。

テレビ東京の快進撃

2015-02-10 10:36:44 | テレビ局
おはようございます、TVディレクターのテレビ坊やです。
本日はご訪問いただきありがとうございます。

現在のテレビ番組の評価はビデオリサーチという会社が発表する「視聴率」にかかっています。
視聴率でスポンサーの広告料が決まり、番組の制作費が決まり、番組内容が決まっていきます。

テレビ離れが叫ばれる昨今、確実に利益を上げているテレビ局があります。
テレビ東京。もやさまとかアド街ックとかやっている、あのテレビ東京です。

テレビ東京とえいばお金がないイメージです。

実際プライムタイムでも1本の制作費は900万円ほどだそうです。
しかし、昨年4月~9月期の経常利益の伸び率は91.5パーセント!
民放トップの伸び率だそうです。

それはなぜか?

オンリーワンな番組づくり。
芸能人を多用してスタジオでしゃべらせるコストのかかるつくりではない。
演者は有名じゃないし、素人は多用するけど、それだから面白いと思える企画。

素人外国人を空港に立たせて、飛行機から降りてきた外国人に同行する「YOUは何しに日本へ?」なんかは、
他のキー局では思いついてもなかなか出来ないものです。

ディレクターやってて思うのは、こういう企画が通る環境も、きちんと創られているのだろうと思います。

ディレクターの半分の仕事は番組提案をすることです。
僕も提案しますが、他のキー局では斬新さを求めていながら実際に提案すると、視聴率の保証もないしほとんどが却下されます。

最高!とは言わないのかもしれないけどまあまあ面白い。
そういうのが、視聴者には新しく思って、結果的に視聴率が良いのかもしれません。

最後にNAVERにテレビ東京の情報がまとめてありましたのでお知らせします。



さて。。。企画かこ。。