冷却経路のホースの中で、30年物のまま交換できていないのはあと2つ。
アッパーラジエーターホースとロアラジエーターホース。
純正品が廃番になっている以上、まったく同一形状のものは新規に購入できないので、どのホースを購入するにしてもどこかの部分で必ずジョイントしないといけない。
というわけで以前と同様にデイトナのジョイントを買おうかなと思ったところ、22mm径のものはことごとく販売終了になっていた。なんとなくだが、ほかの径のジョイントも、在庫が無くなったものから販売終了になりそうな雰囲気である。予想外のことに戸惑ったが、代替できそうなものはNEX Performanceというところから販売されていた。デイトナはステンレス。NEXのものはアルミ。
そしてNEX Performanceの22径用のものを、ストレートを1つ、45エルボーをひとつ、計2個を購入してみた。ストレートのものは普通だったが、45エルボーのものはちょっと微妙だったのでお蔵入りにした(曲げ加工時の影響か、開口部が全く丸くなかった)
そしてインターネットでいろいろな画像を見て、流用できそうな同径のホースがあるか地道に調べてみる。
この時点で、アッパーラジエーターホースの今回の交換はとりあえず延期することとし、まずロアラジエーターホースだけ検討することにした。
どのホースを使う場合でも必ずジョイント部分が発生するのだが、できればジョイントは1ケ所で行きたかった。ヌンチャク状態は致し方ないが三節棍は避けたい、ということである。2か所の水漏れを心配するよりは1か所を心配しているほうが楽だ、ということである。
いつも参考にしているカワキドさんのブログを見ながらさらに検討を進めた。
https://ameblo.jp/kawakido/entry-12061529198.html
(本当にいつもありがとうございます)
カワキドさんはラジエターごと流用をされていたが、私にはハードルが高かったので、ホース形状の写真を参考にさせて頂いた。
カワキドさんの記事を見てわかったが、CB400SFのロアラジエーターホースには複数の品番があり、それぞれ形状が異なる。ジョイント部分を作る以上、できればすべてを購入して現物とジョイントを触りながら検討したいところではあるが、最近出費がかさんでいることもあって、まずは1本だけ、NC31のものを購入してみることにした。理由は、ストレート部分が一番長くとられていて、使い勝手がよさそうに思えたからである。
NC31のホースが届いて、そのホースとNEXのストレートジョイントをいじくりまわしながら考えること2晩ほど。至った結論は、現物に当ててみないとまだ何とも言えないが、NC31のホースに加えてNC39かNC42のいずれのホースを購入して組み合わせてみても、どうも上手くNC27ホースの形状を再現できなさそうだということであった。
作業当日、NC31のホースをオートバイに当ててみた。結果、大変予想外のことだったが、このNC31のホースとジョイント1個で、ラジエーター出口とウオーターポンプ入り口を繋ぐことができた。
本来NC31に使用する場合は、ホースの上下が逆なのであるが、この場合これでうまくいきそうである。
なんというか、腰が抜けそうなほどの喜びがわいてくる。だって、NC31のロアラジエーターホースならまだまだ新品が購入できるのである。これ1本で済むなら、2~3本買ってストックしておいたって構わない。
ラジエータ出口につないである部分は多少カットしてある。
もう勢いで、目分量でカットする。(めっそ)
気になるのは、以前と比べてどれだけサイドへの飛び出し量が増えたかである。増えたといえば増えたが、目をつむる。
キジマのメッシュをかぶせてみた。ウオーターホースAのホース流用をするための検討材料としてCBR400R(昔のじゃなくて、最近のCBR400Rのほう)のウオーターホースAを購入していたが、お蔵入りにしている。その純正ホースに同様のカバーリングがしてあったので、真似をした。
その純正ホースのカバーのメッシュには見事な端処理がしてあったが、どういう方法で処理しているのかは、観察してみてもさっぱりわからなかった。このキジマのメッシュもその純正ホースのメッシュも、おそらく構造上、切った端からほろほろとほどけてくるので、100円ライターとかスーパー多用途ボンドなどを使ってなんとか端処理をした。綺麗にはできなかったが一応止まってはいる。
スーパーフォアのラジエターホースを途中で切って向きを変えたのでしょうか・・・目からうろこです。
網(?)でホースの保護もバッチリですね。
うちのCB-1は去年ウォーターポンプをオーバーホールしたら今度はホースから漏れてきてもうしようかなー?と考えていたら1年経ってしまいました。
そろそろ本気で直そうと思っていたところなので、ツツジさんの発想は大きなヒントになりました。ありがとうございます。
CB-1もですが、ZX-10が実走する日も楽しみにしています。