東電が公表した7号機の発生応力をみると、想定した以上の力が加わっている機器や配管が幾つもある。 http://www.tepco.co.jp/cc/direct/images/080827c.pdf 残留熱除去系ポンプ(基礎ボルト)、残留熱除去系熱交換器(基礎ボルト)、原子炉隔離時冷却系ポンプ、原子炉圧力容器(基礎ボルト)、シュラウドサポートレグ、残留熱除去系配管 ―――。 設計用限界地震(S2、 . . . 本文を読む
地震などの緊急事態の時、原子炉はスクラム信号が出て、制御棒が挿入され緊急停止するが、すべてが挿入される時間をご存じだろうか……。2秒である。 中越沖地震で7号機は10時13分28秒に最大加速度(100ガルのP波)を感知し、スクラム信号が出て10時13分30秒にすべての制御棒が挿入された。これによって核分裂は収束したが、次のS波(横波)によって燃料集合体が揺さぶられ、7ミリほど変位したと東電は解析し . . . 本文を読む
原発の敷地には真殿坂断層が走っている。地質年代でいう後期更新世(13万年)以降の断層運動はないとする東電に対して、柏崎刈羽の人たちは、安田層(13万年以降に堆積した地層)の基底部分の変異を根拠に地殻の変動を主張し、30年も論争が続いていた。
国土地理院のGPS観測では、原発の敷地が10センチ隆起し、北西へ17センチ水平移動した事実が明らかになっている。東電はこの原因こそ説明すべきではないだろう . . . 本文を読む