つれづれ日記

不動産鑑定士 佐藤栄一が仕事や生活で感じたことをつづります

相続と不動産評価

2009-12-30 19:41:42 | 不動産評価(専門)
いよいよ、年末で地価公示等の公的評価が佳境に入っている。事務所は、一応、昨日みんなで大掃除をして、今日から休みになっているが、私はセッセと出勤してお尻に火がついたように仕事に追われている。

さて、そのような年末に、相続にからんだ不動産評価の依頼があった。

相続の場合、最初の相談窓口は税理士の先生となるが、その先生が機転が利けば必要に応じて私ども不動産鑑定士に評価を依頼して来られる。

当事者には、不動産鑑定士に依頼した方が有利になるかどうかの判断は難しい。窓口になった税理士の先生の対応如何によって、納付する税額に差が生じる可能性もある。

寒さに対する体構え

2009-12-17 22:49:58 | 不動産評価(専門)
今日は、つぶれてしまった旅館の調査だった。折りしも今年初めての寒波とぶつかってしまった。評価対象の旅館は、すでに電気・水道が止められている。暖を取る手段もなく、ほぼ零度と思われる寒さの中、ほぼ一日調査を行った。

厳しい状況での調査だったが、おかげで、冬がやってきたことを体に覚えさせることができたような気がする。

小出しに寒さを感じていくより、一挙に寒さに対する心構え・体構え?ができて、「寒さよ。さあ、いつでもかかって来い!」という感じになってきた。

住まい方の変化

2009-12-06 23:10:28 | エッセイ
このほど、母が、これまで住んでいた郊外の一戸建て住宅を売却して、市街地中心部のマンションに引っ越した。

マンションの近くには、スーパーや文化施設等があり、車や自転車の運転ができない母にとっては便利なところだ。

また、母に言わせれば、一戸建ては父と二人で住んでいたときは良かったが、父が亡くなり一人になってからは、歳とともに建物や庭の管理が大変になってくることが確実なので、まだどうにか体のきく今のうちに快適に過ごせる市街地のマンションに引っ越す気になったのだという。

しかし、母にとっては生まれて初めてのマンション暮らし。引っ越して早速、集合郵便受けの使い方がわからない、ゴミ置き場にゴミを置きに行ったら鍵がかかっていた等など、さまざまな連絡がわたしに飛び込んでくる。

母の取った行動はいわゆる「都心回帰」の一例と思うが、現実として、市街地中心部が高齢者にとって快適に過ごせる場所なのかどうか、母にとっても私にとっても”実験”が始まっている。

ただ、より快適な住まい方を求めて母の取った思い切った行動自体には大いに敬意を表したい。