いきなり猫塔まできて
ゴロン

撫で撫でしてくれって
とーちゃん着替えたりするので待たせてたら
ロフトベッドに戻った

とーちゃんごはん食べにリビングへ
くまおもついてきてもうアピール!

ごはん食べてる間ずっと
なーなー
うろうろ
早々にごはん終わらせて撫で撫でタイム
ちょー甘えん坊

第一章 かくご
保護されて半年ぐらいたっているということで、1週間ぐらいでなんとかなるので、撫で撫でぐらいできるのではという甘い考えはすぐに打ち砕かれました。
生活のベースはソファ下の基地・・・人がいなくならないと出てこない。
電気を消して暗くなると活動を始める。保護されて半年経っていても野良ちゃんの感覚なのだと。
ごはんとトイレについては予想外になんのハードルもないのに、とにかくコミュニケーションがほとんどとれない。
そこで、くろちゃんを外出先から確認するために設置していたWi-Fiカメラが3台。各階においていたものをリビングにすべて移動して、なにをしているのかをみることにしました。
人がいると基地から出てこないくまおが暗い中、人がいない昼間にのびのびとリビングを歩き回っていろいろと確認している。
猫の習性である首をすりつけるにおい付けをさかんにしている。
録画用のSDカードがすぐにいっぱいに・・・直接ハードディスクに取り込むように設定を変更して、カメラも3台追加
それでもなんかかわいいくまお。親ばかなのか猫ばかなのか。
くろちゃんにどうしたらいいか問いかけたりして。
10日ほどすぎて、とーちゃんがくまおのごはんを買いにショッピングセンターに行くと犬用と思われベッドを発見・・・くまおの大きさならこれぐらいは必要かなと思い購入してしまった・・・このあたりがとーちゃんがママに怒られるとこなんだよなー・・・はいつてくれるかどうかもわからないのに・・・けっこうな大きさのベッド・・・
でも、設置したその夜にくまおはベッドにはいって寝てくれました。
キャリーゲージの中でしか寝なかったのに・・・もう感激でした。
そうなると、もっとコミュニケーションがとれないかと焦ってしまうのも人情というもの、焦ってはいけないのんびり行こうと決めているのに・・・
おやつ作戦・・・・くろちゃんも大好きだった「無敵のちゅーる」は・・・・
くまおはこれまでちゅーるなるものどころかおやつ自体ほとんど食したことがなかった様子。
まずは、モンプチキッスクリスピーならカリカリのようなのでと・・・置いてみると興味を示す。基地の外に置いて離れると出てきてぱくっ・・・食べた。
またひとつ置いて・・・・離れる・・・これを1時間ぐらいやってました。
なにかくれるんだということは理解してもらえました。
その数日後に人がいるのに基地から出てきたくまお・・・すぐにローテーブルの下へ・・・ここが「セカンドベース」今も現役で使われてます。(笑
セカンドベースで様子を伺いながら行動するようになりました。
基地は低すぎて、くまおにはとても窮屈でしたが、セカンドベースはすこしかがむだけではいることができる。
まだ、ほとんど基地にいますが、人が一人になるとそそくさとセカンドベースに移動して様子をみるようになりました。
ただ、そこからなかなか進展しません。あいからわず動きまわるのはWi-Fiカメラだけで確認てきるのみ。
目薬もささないといけないのに・・・抱っこどころか触ることもできない。
また数日がすぎとところでちゅーるを与えてみました。
これはすごいくいつき。くろちゃんのように上手にチューブから食べられないので、指先につけてみると・・・食べる・・・舐める・・・ちょっとづつなので時間がかかるけど、初めてのちゅーるはくまおにとっても衝撃だったようです。
手のひらに出しても食べるようになったので、手のひらのちゅーるをなめている間に指先でちょとタッチ・・・
食べるのに夢中なので触っても大丈夫ではないかと空いてる手でタッチ・・・すごい勢いで逃げた。
それでも毎晩トライ・・・1週間ぐらいでついに背中に触ってもOKとなって・・・くまおの背中はしっとりでした・・・
それからは毎晩おやつでタッチ・・・でも、おやつなしでタッチできるまでに1ヶ月を要するとは思ってもいませんでした。
ほんとに一進一退とはこのことのようで・・・
人がいるとほとんどなかない。でも、夜中に悲しくなーなーとなく・・・これがとても切なくて・・・20日間はリビングから一歩も出ない状態でした。
保護団体のMさんから1ヶ月ぐらいはと言われていたので、ひつの目安としてました。
Mさんのところでは抱っこに近いことはできていたようなのですが、近寄ることもできない感じ・・・
トライアルの期日は決めていなかったので、駄目だと思ったらいつでも返してくれていいと言われてましたが・・・そんなことはできない。人の都合であっちこっちに行かされるのはとても可哀そう。
まずは我慢して付き合うという方針に変換となりました。
自然になんとかなる・・・・でも、それではだめなことがすぐにわかりました。
くまおからアプローチしてくれることはないということ
いろいろと試みる。ただ、次のことには気を付けました。
・怖がらないようにする
手を頭の上からかざすのはNG
両手を広げたり、視野の外から腕を出すのはNG
ごはんは見せながら袋を開ける
おやつも同様で、ひとつひとつ袋から出さないで与える分をあらかじめ出してから与え
る
バタバタと走り回らない・・・これは駿くんが跳ねるので苦労しました。
それと、くまおが怖がることがふたつ。
ひとつは、毛布や布類を掛けられのが怖い
もうひとつは左目の視力が弱いのかくまおの左側から近づくのを怖がる
これも気を付けました。
さらに、物を食へるときに顔を斜めにする・・・とくに左側だけでものを噛んでいる・・・これは歯が悪いことが予想されましたが、この後病院につれていくまではっきりわかりませんでした。
ただ、口臭もかなりひどかったので歯槽膿漏があることはわかっていました。
とにかく病院に行けるようになったら
・歯をみてもらう
・眼の状態をみてもらう
これが優先させることでした。
それでも、毎日なんとかパータンができてきてとーちゃん、ママ、駿くんがいることは認識してきているようでした。
でも、生活のベースはソファ下の基地とセカンドベース、テーブルの下のごはん台。
人がいないのを見計らって移動する・・・なんかネズミみたいなw
毎日おやつを与えながら少しづつ撫で撫でができるようになりましたが、目薬どころかだっこすらできない状態でした。
それでも夜はとーちゃんが買ってきたベッドやママが買ってきたボアベッドにはいって寝たり、ソファの上で過ごすことが増えてきました。
3週間ぐらい過ぎたところで、くまおがリビングから出る。
廊下と階段だけですが、リビングから出て少しウロウロ・・・あわてて戻りましたが、興味が出てきたことがとてもうれしかった。
ただ、リビングから出ただけなのに。
このころに一度病院へ。宮田動物病院へ
やはり両目の結膜炎と歯は治療が必要と、年齢は3-4歳ぐらい・・・歯はかなりひどいので早めに治療が必要だと・・・
やはり・・・少しみせてもらいましたが、歯石がびっしり・・・前歯のないところもある。
やはり、早く対応しなくてはいけないのは歯と眼・・・
いつ行こうかと思いながらあっという間の1ヶ月でした。
1月経った段階で病院へ。くろちゃんもお世話になった宮田動物病院は日曜日にやっていないので、他を探すことに。
くろちゃんと違ってくまおはとてもママひとりでつれていける状態ではなかったのが理由です。
そこで見つけたのが立石動物病院。以前から知ってはいて評判も悪くないのでいくことに決めました。
くまお2度目のお出かけは立石まで、くろちゃんのおさがりのキャリーにはいって、
なーなーとすごい抗議。病院についてもなきっぱなし。
10分ほどまって診察。体重は5.12kg
眼も悪く、ひょっとするとアレルギーかもしれないが、とりあえず宮田動物病院で処方してもらった薬を続けることに。改善がみられなかったら薬をかえましょうと。
歯についてはすぐにやったほうがいいと・・・全身麻酔なのでかわいそうだけどいまのうちにやらないといけないので1週間後にやることにしました。
それと、お尻や触診をしてもらってレントゲンを撮ったところ心臓の肉厚が厚い。よくないことかもしれないのでこれも検査することに。歯と同時に検査してもらうことになりました。
くまお・・・心臓が悪かったらどうしよう。
また、肛門腺がぱつぱつ・・・これは先生が押し出してくれました。
驚いたことに肛門腺を押し出すのに暴れるかと思ったらおとなしくやられせたんです。
ほんとにいやがって大暴れするこが多いのにね。
もうひとつ驚いたのは、絶対抱っこさせないくまおが・・・若い看護師さんに抱っこされていた・・・暴れることもなく・・・なんなんだこいつは・・・
まあ、とーちゃんもおぢさんとより若い看護師さんのほうがいいもんなーw
そんなこんなで、やっとこさ病院がおわり、きょろきょろしながら車で帰宅しました。
キャリーに入るときは大騒ぎ、キャリーがら出るときもすごい抵抗。でも帰るときは自分でキャリーに入る。わかってるんですよね。
この日からくまおが基地から出てくることが多くなった
1ヶ月経ったときに、撫で撫ではもう平気にはなっていましたが、抱っこは難しかったのに。
このころはまだごはんはすぐに完食していました。
野良にゃんの気持ちがまだまだぬけてない・・・当たり前だよね。
いろいろとわかってきて、くまおと向き合う気持ちの覚悟が固まったひと月となったわけです。