地下鉄の出口。山手線の南のほうの駅の近くなんですが、名前が違う地下鉄の駅。
山手線の駅はT。地下鉄の駅はM。。。もうわかったと思いますけどね。
このM駅の出口のひとつのところに古い公共機関の建物があります。。。。まあ、場所はこれで充分だと思います。
その駅の出口のところで、雨の中タクシー待ちをしていると思われる女性がいました。
Hさんはその近くの大手電気メーカーにお勤めでした。23時前にタクシー待ち・・・べつに珍しいことではないですが、その場所よりも少し移動してJR駅までいけばいくらでもいるのに・・・
雨の降る中傘もささずにタクシー待ちをしているように見えました。
その日Hさんは気にしながらもJRの駅へ向かって歩いていき・・・忘れてしまいました。
そして、数週間後の同じような時間。また雨が降っていて・・・会社を出るときにこないだの雨の中のタクシー待ちの女性を思い出して・・・その場所に近づくと・・・・あの女性と思われる人が・・・やはりタクシー待ちのように地下鉄の出口のところに・・・
たまたま、交差点の反対に知人がいて、Hさんのほうを見ていたので、信号が変わるのをまって合流しようと・・・
Hさんの知人は「なにしてんの?」雨の中でじっと地下鉄出口見つめて、思いつめたみたいに・・・」と・・・
そこの女性がさー・・・・と言って気がついたのですが、Hさんの知人にはその女性が見えていないようなのです。
そこで、交差点
ところから少しJRの駅のほうへ移動して、
あそこの出口のところに女性がいるでしょ。と・・・
「えっ?どこ?」
M線の出口のところ・・・ほら。
・・・やはりHさんの知人には女性は見えていなてようでした・・・
もうどうしていいものかと気が動転していたのですが、足早にJR駅にむかっていきました。
それからさらに1週間後・・・やはり雨の23時前・・・Hさんはその場所が気になったのですが、恐怖心もあって別の通りをとおってJRの駅へ・・・駅前の信号は人が多くいましたが・・・その人ごみにその女性が・・・・
なにかの見間違えだと思い、信号がかわって横断歩道をわたっていくと・・・・
近づいてくる・・・そして、すれ違いざまに
「他の人には見えないの」と声ではなく頭の中に話しかけてきたそうです・・・・
Hさんは走るように階段をあがって改札口へ・・・・
それから、雨の日は早く帰るようにしたそうです・・・