電車のドアってドアが引き込まれる戸袋のところに隙間がありますよね。
ラバーがついていることが多いのですが・・・・それは中央線の支線というのかなー・・・・東京の西のほうにある青梅線でのお話です。
Wさんは青梅線の青梅の二つ手前の河辺駅の近くに住んでいました。
その日は品川で仕事があって、新宿へ出て中央線へ。中央線は事故の影響で遅れていたために、いつもの乗る青梅線の電車に立川駅でうまく乗れませんでした。
ちょっと時間があったのですが、ダイヤが乱れていたこともあってホームで待っているとラッキーなのかすぐに電車がきました。
そして、乗り込むと、いつもより空いていました。ダイヤが乱れているとたまにこういうことがあるようで一番端の座席に座っていると、反対側のドアの左側の戸袋の隙間のところがちらちらと光っているように見えました。
空いていることもあって中神を過ぎたところで座席を立って確認にいくと、光っていたあたりはなにもなく戸袋の中のアームのようなものがちょっと見えるだけでした。
そして、昭島駅が近づいてきたときにまた光が・・・
Wさんは今度こそ確認しようと思い座席に戻ららずに戸袋のところの隙間を見つめていると・・・・・・・・
目が・・・ひとつの目がWさんを見つめていました。
錯覚かと思い、よく見ると・・・たしかに目が・・・・そして、
右耳にかすかに・・・「おいで」と・・・・
Wさんは昭島駅で降りました・・・・・・・・・・・・・