線路の行方

叶うことのできた母親との再会。
その中で決めた将来の夢。
でも自分にはその夢は巡ってこなかった。

離れたと思った照美の心が自分に少しずつ近づいているのに
自分の心も少しずつ固まってきたのに

どうして君はそんなに自分を犠牲にするの？
将来の目標と思ったものも沈んでいた弟に譲り
照美のためという言葉を素直に受け止めて
仕事を頑張りたいという照美のために
また嘘をついた・・・。

でもこの嘘は今までの大ボラとは違うよ。
イタイ心を隠す嘘なのに痛みは相手には伝わらないよ。

線路ってどこまで行っても平行線だけど
一本じゃ列車は進まない。

とうとう照美君と別れちゃったね。

オリスタのインタビュー記事を読んだ後だったから
今日見せる表情全てが聖自身のようで
なんか心が苦しかった。
田中一郎の人生はどこへ行ったの？