goo blog サービス終了のお知らせ 

田記正規

田記正規

瓢箪鯰

2025-08-15 08:51:38 | 田記正規

瓢箪鯰(ひょうたんなまず)」は、
つかみどころがなく、思い通りに扱えないことをたとえることわざです。
丸くてつるつるした瓢箪で、ぬるぬると滑る鯰を押さえつけようとしても無理、という発想からきています。

■ 意味
物事や相手が掴みどころがなく、どうにも扱いにくいこと。

言動が要領を得ず、はっきりしないこと。

■ 使い方・使い道
話や態度がはっきりしない人について
 - 彼の説明は瓢箪鯰で、結局何を言いたいのかわからなかった。

つかみどころのない状況
 - この交渉は瓢箪鯰で、どこから切り込めばいいのか見当がつかない。

のらりくらりとかわされる場面
 - 質問をしても瓢箪鯰のようにかわされてしまい、核心に迫れなかった。

 

ことわざから小説を執筆
#田記正規 #読み方 #家族 #実家 #会社 

 

 


風声鶴唳

2025-08-14 00:02:29 | 田記正規

風声鶴唳(ふうせいかくれい)」は、
恐怖や疑心暗鬼のあまり、何でも敵や危険に見えてしまうことをたとえることわざです。
戦いに敗れた兵士が逃げる途中、風の音や鶴の鳴き声を敵の追撃と勘違いして怯えた故事からきています。

■ 意味
恐怖心が強すぎて、些細な物音にも驚き怯えること。

疑心暗鬼で過敏に反応してしまうこと。

■ 使い方・使い道
戦いや競争で敗れた後の怯え
 - 大会での大敗以降、彼らは風声鶴唳のように相手の動きに過剰反応していた。

プレッシャーやストレスで神経質になっている状態
 - 連日の脅迫メールで、社員たちは風声鶴唳の状態になっている。
 - ミスを恐れるあまり、風声鶴唳のような働き方になってしまった。

恐怖で冷静さを失った描写
 - 真夜中の物音にすら、風声鶴唳のごとく飛び起きた。

 

ことわざから小説を執筆
#田記正規 #読み方 #家族 #実家 #会社 

 

 


風前の灯し火

2025-08-13 10:18:51 | 田記正規

風前の灯し火(ふうぜんのともしび)」は、
非常に危うく、今にも消えそうな状況や命運をたとえることわざです。
風の前に置かれた灯火のように、少しの刺激や変化でも消えてしまう様子からきています。

■ 意味
危機的で長く持ちそうにない状態。

生命や立場が今にも尽きようとしていること。

■ 使い方・使い道
命が危険にさらされている場面
 - 大怪我を負い、命は風前の灯し火だった。
 - 老衰で、祖父の命はまさに風前の灯し火だった。

組織や立場が存続の危機にある場面
 - 赤字続きで、会社の経営は風前の灯し火の状態だ。
 - 地元の老舗商店は、風前の灯し火のような状況に追い込まれている。

試合や勝負で追い詰められている場面
 - 延長戦残り1分、チームの勝利は風前の灯し火だった。
 - リードを奪われ、優勝の夢は風前の灯し火だ。

 

ことわざから小説を執筆
#田記正規 #読み方 #家族 #実家 #会社 

 

 


笛吹けども踊らず

2025-08-11 23:40:21 | 田記正規

笛吹けども踊らず(ふえふけどもおどらず)」は、
せっかく誘いかけたり働きかけたりしても、相手が全く反応しないことを表すことわざです。
笛を吹いても、誰も踊らない様子からきています。

■ 意味
働きかけや努力が空振りに終わる。

周囲の反応が冷たい、乗ってこない。

主導する側と従う側の温度差がある。

■ 使い方・使い道
企画やイベントの参加者が集まらない場面
 - 大きく宣伝したのに、当日は笛吹けども踊らずだった。
 - 呼びかけても誰も動かない、笛吹けども踊らずだな。

提案やアイデアが無反応で終わる場面
 - 会議で面白い案を出したのに、みんな無言。笛吹けども踊らずか…。
 - 新しい制度を導入したが、現場の反応は笛吹けども踊らず。

やる気の差が大きい場面
 - リーダーが張り切っても、部員がやる気なし。笛吹けども踊らずの状態だ。
 - 熱心に誘っても、みんな動こうとしない。笛吹けども踊らずだ。

 

ことわざから小説を執筆
#田記正規 #読み方 #家族 #実家 #会社 

 

 


覆水盆に反らず

2025-08-11 14:37:14 | 田記正規

覆水盆に反らず(ふくすいぼんにかえらず)」は、
一度起きてしまったことは、もう元には戻せないという意味のことわざです。
こぼれた水を盆に戻せない様子から生まれた表現です。

■ 意味
一度失敗したことや壊れてしまった関係は、取り返すことができない。

後悔しても過去は変えられない。

■ 使い方・使い道
失敗やミスを悔やむ場面
 - 締め切りを過ぎてしまったら、もうどうにもならない。覆水盆に返らずだ。
 - あの時の一言で関係が壊れたが、覆水盆に返らず、もう元には戻らない。

別れや関係破綻を示す場面
 - 離婚してしまった今となっては、覆水盆に返らずだ。
 - 信頼を失ったら、覆水盆に返らずということを肝に銘じた方がいい。

やり直しが効かないことを諭す場面
 - 失言には気をつけろ、覆水盆に返らずだからな。
 - 大事なデータは必ずバックアップしろ、覆水盆に返らずだぞ。

■ 類似表現
後悔先に立たず

覆水難収(ふくすいなんしゅう/同義の漢語表現)

親の死に目に会えぬ(不可逆の例え)

 

ことわざから小説を執筆
#田記正規 #読み方 #家族 #実家 #会社