つなハピ

愛知県一宮市のNPO団体つなハピは『つながり合ってハッピーになろう』を合言葉に親子・教師・市民で楽しく活動しています!

【2019一宮子どもと教育を語るつどい】

2019-01-22 15:31:38 | 日記
ここで改めて、「一宮子どもと教育を語るつどい(通称つどい)」のご案内をします。

このつどいは、一宮教職員労働組合の先生方が始められた集会で、現在はつなハピが引き継いで開催し、29回目になります。

講演会の他には、現場教師の実践報告やリレートークなども織り交ぜて、子どもたちや教育のことを考えてみようという集会です。

…というと堅苦しい感じですが、普段の慌ただしさからちょっと抜け出して、色々な話を聞いて、少し立ち止まってみる時間にしていただけたら〜と思います。

そして、つなハピの温かい雰囲気(つながり合ってハッピー!)も感じていただけたら、嬉しいです。

昨年のつどい講演の様子

子どもも楽しめる子ども広場もあります。
今回も色々と考えていますよ。
昨年のつどい子ども広場の様子

今年の開催は⬇

2019年3月3日(日)
尾西グリーンプラザ多目的ホール


13:00 開場・受付開始
13:30 開会 ミニコーナー
14:30〜16:00 講演『きらめく子どもたち』
16:00〜16:30 子どもたちの発表 閉会
※詳しい日程は、決定次第お知らせします。

講師の鎌倉さんを紹介します。

鎌倉 博さん(Hiroshi  Kamakura )

埼玉県草加市の公立小学校に勤務の後、学校法人和光学園和光小学校・幼稚園校園長を経て、現在は名古屋芸術大学人間発達学部准教授・名古屋芸術大学付属クリエ幼稚園園長をされています。

所属は日本生活教育連盟、民主教育研究所、「教育のつどい」共同研究者などです。

著書は『きらめく小学生 自由な教育の中で育つ子どもたち』(合同出版)などです。
一宮市立図書館にあります!
当日、販売もします!

子どもの発達や関心に沿った小学校の教科学習作りや子どもが持ち込むものを大事にした生活勉強、授業作りに取り組んでこられた方です。

教科書を飛び出して、まずは現場!
そこで得られるものを発展させて、子ども・保護者と一緒になって授業を作ってこられました。

つどい開催まで、鎌倉さんのことやつどいへの取り組みなどをお伝えしていきますので、読んでくださいね。\(^o^)/

『プレつどい』ご報告④

2019-01-21 12:31:39 | 日記
原田さんわくわくワールド第三弾は、算数!

ドリルをやって反復練習…ではない、算数が楽しくできる原田さんマジック!

繰り上がり計算ができるようになったら、「ふしぎカード」をやります。

相手に好きなキャラクターを決めてもらって、それを当てます!
ちゃんと計算ができたら、百発百中!

おうちの人が「えっ!」と驚くのを楽しみに、ひたすら計算…。
あっという間に、繰り上がり計算が得意に!

次はコレ。
不思議な4つの食堂へようこそ!

心の中でメニューを選びます。

「ワンワン亭にありますか?」
「ふたみ大食堂にありますか?」
「四谷レストランにありますか?」
「末広食堂にありますか?」

この4つの質問に「はい・いいえ」で答えるだけで、あなたが決めたメニューがわかります!

種明かしは…

「はい」と答えた食堂の数字を足して、メニューの数字と合わせます。

これらは二進法を使っています。


次は角度のお話。
授業で使うのは、おなじみ半円の分度器。
「円を学ぶのに、半円っておかしくない?」
という問いかけ。
「半円は筆箱に入りやすいだけです」

そこで、全円分度器の登場です。

ケーキの絵を貼って、ホールケーキを○人で食べるには何度で分ける?なんて、考えていくそうです。

切り込みを入れて、もう1枚紙を挟むと、角度が動かせる全円分度器のできあがり。

隅っこでは、こんな親子のやりとり。
娘「これは何°だ?」

母「90°」
娘「ブッブー89°でした!」
母「え〜〜Σ(゚Д゚)」

角度の当てっこで、こんなに盛り上がれます。

円の次は、四角のお話。
正方形は一番特殊な形なのに、最初の方に教わります。
だから、子どもは混乱する…とのこと。

こうして、四角の全体像を見せて説明したら、すぐに理解できるそうです。


次から次へと、あっと驚く「学び」を体験した1時間半。
学ぶことの広がり、自由さを見せてくれました。
どこでも何でも誰とでも、学びは楽しくできるんですね!


「子どもたちの様子を発信し続ける学級通信をずっとやってきました。それを軸に子どもと親、親同士がつながって、学びの世界を広げる“なかま”になります。「できた!わかった!」という達成や発見の喜び、学びの世界を広げる営みは、それを共有するなかまがあってこそ、より深くなります」
…と原田さんは言っていました。

教材作りも職員室でやって、他の教師も巻き込んで、どんどん周りに広げて一緒に作ってきたそうです。

学級内での子どもと教師、だけではない関係性の広がり。
原田さんワールドの楽しさの秘訣は、こんなところにもあります。

皆さんも色々と試してみてくださいね。

原田さん、今回もありがとうございました!
とってもわくわく楽しかったです。

『プレつどい』ご報告③

2019-01-17 22:42:27 | 日記
②の「かくれんぼ言葉」はどうでしたか?


「漢字学習はー暗記・たくさん書くーという考えから解き放ちたい!漢字学習はオモシロイのだ!」と言う原田さん。

こんな風にも漢字は楽しめます。

この漢字は?

「のんきに一匹ロバくん右へ」
→右

「弓持ち虫くんむちゃくちゃ強い」
→強

「リンカーンはアメリカンコーヒーを三杯飲んだ」
これは難しい。

「リン(林)カーン(缶)は(ワ)アメリカン(米国)コーヒーを三杯飲んだ」
→鬱

鬱という漢字を覚えるのことが大事ではなく、一生懸命考えることや漢字に興味をもつことを大事にしているそうです。

どうしたら、興味を持つかって?
「もちろん、面白いから!」
面白いから、自分からどんどん進んでやっていくんです。

学びの中の面白さ、それを発掘して、伝えるための工夫を考えることがとても楽しいと、原田さんは言います。
原田さん自身がわくわく楽しんでいる!
だから、こんなに面白い。納得です。


算数の中にも漢字があります。
昔の時間・時刻の読み方や考え方が今も残っています。

「午後」を「後午」と書いてしまう子には、ちゃんと言葉の成り立ちを教えます。

2時間ごとに十二支の動物が決まっています。
動物と時刻方角を使い分けるために、十二支は違う漢字を使います。

11:00〜13:00は午(うま)の時間。
12時(午)より前だから、午前になります。
12時(午)より後ろだから、午後になります。

午と牛を間違えてしまう子には、
午は角がない
牛は角がある
…と教えてあげるそうです。


原田さんワールドは、楽しい・面白いだけでなく、腑に落ちる感じがしっかりとあります。
この「うん。そうだ!」という感覚は、学んでいく時の次への推進力になるように思います。

④へ続く!

『プレつどい』ご報告②

2019-01-16 09:25:57 | 日記


原田さんわくわくワールド第二弾は…
「ぞう・○○う」

五味太郎さんの『さる・るるる』は、ご存知の方も多いでしょう。

さる・くる
さる・みる
さる・ける
さる・とる…で続いていくお話です。

「ぞう・○○うでやってみましょう」

かう、あう、いう、とう、おう、ぬう、はう…
他には?

「子どもたちに負けていますよ〜」と原田さん。

たくさん出てきた「ぞう・○○う」で、お話を作るそうです。

「国語はすべての教科の基本」
「言葉の楽しさを十分に味わってほしい」
「学び始めた子どもたちに、学ぶことの楽しさや自由さを味わってほしい」
…という原田さんの願いから考えられた国語の学習です。

これは何の漢字でしょう?


1/4になっています。
王?
答えは⬇


正しく書かないとクイズにならないので、子どもたちは字のバランスまで正確に書いて覚えていくそうです。
書けるようになったら、おうちの人にクイズ!
これがまた楽しい。

お次はコレ!部首探し。

「これも部首かな〜?」と親子で話しながら探していきます。

漢字が読めなくても、苦手でも、これなら大丈夫!
探しているうちに楽しくなっちゃって…漢字に親しんでいる時間になります。

こちらはどう?

やってみてくださいね!

③へ続く!

『プレつどい』ご報告①

2019-01-15 21:58:45 | 日記
1/13㈰に「プレつどい」をやりました!

大人28名・小人18名の計46名が集まりました。

開会の挨拶が終わった後は、皆で「つながりあってハッピー♪」を歌いました。

ITバンドの皆様、今回も素敵な歌声をありがとうございました!

いよいよ、原田宏美さんの「わくわく楽しい学び」の時間です!

第一弾はコレ!エプロンシアター!

「三枚のお札」のお話です。
全部、原田さんの手作り。スゴイです!
後ろで遊んでいた子どもたちは、吸い寄せられるように…

前の方へ移動。

色んな仕掛けがあって、あっと驚く場面展開ばかり。
「さぁ見ましょう」と声をかけなくても、自然と見入ってしまう面白さ。

「三枚目のお札は…」と原田さんが言うと、
「大きな川!」年長の女の子が答えます。
周りから「物知りだな〜」と言われて、嬉しそう。

終わった後には「山んば、小僧を食べようとしたのに、自分が食べられちゃったね」と4歳くらいの男の子がポツリ。
思わず、笑みがこぼれてしまう一場面も。

ライブ感たっぷりの物語を味わいました。

エプロンシアターは…
・いつでもどこでも、一人でできて、自由に動ける
・子どもたちとやり取りできる
・演じる・見るが双方向で楽しめる
・自分で考えて新しい物語にチャレンジできる
…など、いいところがたくさんあるので、オススメです!と原田さん。

②へ続く!