水曜日に川崎競馬場で行われた「エンプレス杯（ＧⅡ）」は、単勝４番人気、内田博幸騎手騎乗の”トウセンジョウオー”号が、追いすがる１番人気”フサイチパンドラ”号を１馬身１／２抑えて見事な逃げ切り勝ち。
それにしても最後の直線は、久しぶりに内田騎手の豪腕ぶりを垣間見た気がしました。
豪腕というよりも背筋力かな？
ムチを叩いて、”馬に走れ！”ではなくて、彼の場合はその全身から繰り出される力はまさに”人馬一体”。
もう馬の筋肉の一部のようなモノなのかも知れません。（笑）
馬を押す力、手綱を扱く力、そして引く力は、他一流ジョッキーと比べても飛び抜けているとか。
彼とて、全レースそうそうはそんなレースをしてはくれませんが、ここ一番のレースで最後の直線で勝負懸かかった時には、物凄いパワーでキレのある動きを披露してくれます。
勝つための理由として、ペース配分だとか、ムダな脚を使わせない（厳密に言えば心肺機能のことなのでしょうが）だとか、他馬とのかけひきの部分では、ジョッキーの腕が半分以上を占めるとは思いますが、最後の直線の追い比べとなれば馬の能力が９０％以上を占める部分でしょう。
しかしその残りの１０％をジョッキーがフルに引き出せるとしたら、やはり強い。
ハナ差の勝負だって、勝てば天国、負ければ地獄なのですから。
よく”最後の直線を向いた時にはもう勝負はついている。”と言われます。
それはまさしくその通りでしょう。
でも力関係が互角で、さらにそこまで互角の展開で来たとしたら？
内田騎手の場合は、そこからさらに”勝負ができる”力を持っているジョッキーだと言えるでしょう。
ジョッキーとて、その個性はさまざま。
レース展開の読みに優れ仕掛けどころに長けたジョッキーもいれば、絶妙のペース配分で他馬を翻弄するジョッキーもいます。
レースによって使い分けができるのが一流の証し。
また、騎乗技術が優れているジョッキーな中にも、美しい無駄のないフォームで柔らかい手綱さばきを披露してくれるジョッキーもいれば、豪腕を発揮して最後の直線に賭けるのが得意なジョッキーもいるでしょう。
武豊騎手なんかではどちらかと言えば前者でしょうし、的場文男騎手は後者であると思えます。
武豊騎手の追い込みは、決して”豪腕”とは言われません。
総じて一流と呼ばれるジョッキーは、全てが他よりも優れているということなのでしょうが。。。
水曜日の「エンプレス杯」は、まさに”内田博幸”が光ったレース。
”ペース配分”、そして”二段ロケット”。
彼が得意としているレパートリーのひとつでしょう。
このレース。
直線を向いた時に感じたことは、どう見てもフサイチパンドラの勝ちパターンでした。
福永騎手が追走に苦しんでいたようにも見えませんでしたし。
あのパターンで直線を向いてきたレースは、ほぼ番手勝負の馬が差し切るレース。
ハイペースだとかスローだとかではなく、追走していたフサイチパンドラの走りっぷりを見て、です。
現にこの２頭以外の３着以下の後続は、５馬身以上離しています。
内田博幸騎手は、よほど自分の馬と自分の腕に自信があったのでしょうね。
自分のホームともいえる南関東の競馬場で負けるわけにはいきませんから。
迫力満点の直線の騎乗。
お見事でした。
お得意。。。と言えば？
明日の笠松競馬。
個人的な注目は、２頭と２人のジョッキーかな？
まず第２レースの”グッドシャイン”号と山本茜騎手。
ここのところ好調な彼女の勝ちパターンは”まくり勝ち”のように思えます。
今開催もひとつ勝ったレースがありました。
でも明日のグッドシャインは、どう見ても”逃げ先行”脚質。
たぶんスタートを決めれば逃げるでしょう。
この馬はこのレースの有力馬の一頭ではあるのですが、はたして彼女がこの馬を逃げ切らせることができるのか？
私の予想・・・・・たぶん２着か３着。（笑）
でも馬券は。。。馬単の１着軸にしときますわ。。。
馬連も買うけど。（爆）
ま、５００円でも儲かればいいかな？
でも３着はやめてね。
あともうひとつは、第８レースの”キリリ”号と清家義徳騎手。
前開催では、圧倒的な１番人気の岡部騎手の”ヴァーツラフ”号のマーク屋のような消極的なレースをして２着を確保？
今回は微妙に勝てそうなメンバー構成。
積極的に乗るのか、はたまた好位追走で差し狙いか？
それによって、連れてくる馬が違ってきてしまうような気も。。。
う～ん。。。
やっぱ番手追走かな？
彼の性格を想像するところからして。。。
でも水曜日のレース見ていたら、番手追走は砂が跳ね上がりやすい状態のようで辛そう。。。
消えちゃうかも？？？
馬連でおとなしく買っとこうかな。
でも３着はやめてね。
以上が明日のお楽しみ。
馬券は他のレースでナントカしよう！！（笑）
みなさん、明日はこぞって笠松競馬へ行きましょう。
私は果たして笑い者になってしまうのか？
こんなトコで予想するもんぢゃナイかなぁ・・・、やっぱり。（笑）
それでは、また。
