浅水地区のフィーダーバス

　8月10日（月）より、福井鉄道では浅水駅を発着する「フィーダーバス」を試験運行している。8月いっぱい試験運行した後、10月から本格運行となる予定。

　浅水駅周辺ではこれまで、路線バスは福浦線（ふくほせん）が通っているのみであった。この周辺では、周辺地区をカバーするというよりは、旧国道沿いを縦貫するという性格の路線である。その運行本数も決して多いものでなく、越前町方面は午後に4便、福井市街地方面は朝3便、日曜祝日は2便のみである（ふくてつウェブ「浅水駅」より）。

　フィーダーバス「麻生津循環線」は、浅水駅を中心に、駅東西の地区を結ぶ。フィーダーバスの名の示すとおり、浅水駅発着の電車との接続を念頭にダイヤが組まれている。西部の杉の木台方面経由は午前10時から午後4時まで1時間当たり2便、東部の角原町方面経由は午前9時から午後3時まで1時間当たり1便、それぞれ運行される。

　また、麻生津循環線ではフリー乗降区間を設けている。該当区間では、停留所以外での乗り降りが可能（詳しくは下記URL）。


　日曜祝日を除き毎日運行。運賃は160円。ただし、系統を超えての乗り越し運賃徴収区間では最大320円かかる。路線図・運賃表などは下記を参考のこと。

・福井鉄道
　- 福鉄バス：浅水駅を中心とするフィーダーバスを運行致します。（PDF）


　福井鉄道福武線の利用促進のひとつとして、路線バスとの接続改善がある。浅水駅のフィーダーバスが、福鉄バスを含め、新たな利用客の増加につながることを願いたい。



（写真：麻生津循環線で初日に使用されたノンステップバス。初日にはこのほか、中型の観光バスが使用された。）



○2009年8月22日：読者の方よりご指摘を受け、誤りを修正いたしました。ありがとうございます。