T.Shimada's Diary

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福鉄電車 進む電停整備/福井鉄道のこれから

2013年12月14日 22時46分17秒 | 福鉄電車
福井鉄道仁愛女子高校駅(2010年6月上旬)


 福井鉄道のTwitterで伝えられていますが,仁愛女子高校駅の電停整備が進められているそうです。工事は来年2月20日ごろまでの予定となっています。

11月22日ツイート1
12月9日ツイート1


 
公園口駅(幸橋より撮影,2010年4月上旬)


 福井鉄道の福井市内路面区間のうち,木田四ツ辻・公園口・仁愛女子高校の3駅については電停の幅が大変狭く(約70cmとのこと),電車の待ち合い時にはすぐそばを通る車に気を付けながら待たなければならない状態となっています。これらの駅については,その設置場所も含めて整備が長らく検討されてきましたが,まずは高校生の利用が多い仁愛女子高校駅からの整備となったようです。

 新しく整備される電停については,Twitterの画像をみると,幅は今の市役所前駅とほぼ同じくらい,車道約1車線分に相当する幅が確保されているほか,車道との間に柵が設けられたり,屋根が付けられたりと,待ち合い時の安全性確保や雨天・降雪時における待ち合いへの環境が配慮されています。また,電停位置については,田原町方面については現在と同じ場所(サークルK前),越前武生方面については現在地から交差点を挟んで反対側(田原町方面と交差点をはさんで対角線上に対面する位置)に置かれるようになっています。つまり,いずれも車道進行方向のうち右折レーンの延長上の場所に改められています。

 仁愛女子高校駅の新しい電停は,工事期間からみて来年の2月以降には使用開始となりそうです。残る2駅についても,安全性の面から早めの整備を望みたいところです。


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 なお,今年度上半期の福鉄電車の乗客数は,2009年の再建計画が始まって以降最高の伸び率となったそうです。(上半期の乗客数は94万3599人で、昨年同期比8.3%(7万2119人)増とのこと。)

福鉄上半期乗客数、最高の伸び率 福武線再建スキーム部会で報告(2013年11月21日 福井新聞)
「1964年以来の伸び」 福鉄が乗客8%増(2013年11月26日 日刊県民福井)

 通勤・通学の利用者数はともに昨年比10%以上増加し,沿線の企業・高校への呼びかけが増加につながったということです。また定期外利用者も5.3%増加しており,今年3月末に導入された新型超低床車両F1000形"FUKURAM(フクラム)"の効果があったほか,沿線3市(福井・鯖江・越前)の高齢者を対象とした1日フリー乗車券の売り上げが好調だったことなども要因となったそうです。

 再建計画の最終目標では2017年度の利用者数200万人と設定されています。新型車両F1000形の追加導入や設備更新などはまだまだ続けられますが,達成にはこうした地道な活動や沿線との協力,沿線の人々がより気軽に利用しやすい環境づくりがますます重要となってくることと思います。


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