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みみずく先生の旅の記憶

国内外の旅先の写真や野山の写真を・・・。

Grindelwald 第二日

2007年04月21日 | ヨーロッパ
1996/9/14(土) 再挑戦

天気はやや持ち直してきたので再挑戦に向けて10:20の電車で出発。
K. Scheideggまではややガスっているものの素~晴らしい景色!!!
K. Scheideggに11:10発。

 

途中の北壁ど真ん中のEigerwand駅からはGrindelwaldが、Eismeer駅からは下グリンデルワルト氷河が綺麗に見える。
昨日はホワイトアウト状態だったので真にラッキー。
そうそう。登山電車の車内放送が多国語放送でその多さにビックリ。
英語、フランス語、イタリー語、ドイツ語、スペイン語、中国語、日本語、韓国語。ロシア語もあったかな。

    

 

Jungfrau Jochに12:00着。
どうも昨日と違うホームに着いたらしい。ちょっと面食らう。ちょうど Sphinx 展望台の下(観測所の真下)に着いた。
今日の体調は結構。外に出ると意外に気温が高いが昨日の雪で足ごしらえのないものには遠くに行けない。
でも、エスキモー犬の散歩に少しだけつきあう。
氷河がガスりながらもよく見える。
残念ながら Jungfrau、Eiger、Moench は見えない。
食堂でゆっくり珈琲を飲む。日本人旅行客には中高年層が目立つ。
特に女性が目立つのは、モーレツ・サラリーマンを支えていた世代だろうか。
若い女の子が休憩所でクッタリしているのが散見される。高所に加えたヨーロッパ観光強行軍のつけかな?
小さな額を2枚購入(46 SF; ¥10,000 = SF 106.58)。


Sphinx

 



13:30発の電車で下山。K. Scheidegg でしばらく散策。
ここからはEigerが素晴らしい。Moench は相変わらず見えない。Jungfrau は一瞬顔を覗かせる。
クリーム入りのクロワッサン一個。屑をカラス(ワタリガラスかな?)にやる。やけになれなれしい。
15:00の電車で最終的におさらば。
途中、真上に仰ぐEiger北壁がすごい迫力。

 

 

今日もGrundで降り、途中で見つけたゴンドラ(Maenlichtchen 行き)に乗ろうと思ったが、往復で 43 SF と貧乏旅行にはつらいので断念。
散歩しながら Grindelwald まで。レース店でちゃちなテーブルセンターを購入(60 SF)。
16:30ホテル帰着。荷物の整理をする。

 



1996/9/15(日) 9:50発の列車で Grindelwald を離れる。Interlaken 経由。

  
Grindelwald 駅               宿泊したホテル          真ん中のおねーさんが駅員さん

 

10:42 Interlaken 発、EC 104 Antwerp 行きで Basel へ。
17:05 Basel 発(クロス航空 LX-866)で Manchester へ(18:05 着)。

Basel - Grindelwald の旅はこれでおしまい。
次はどこをアップしようか?

Grindelwald 第一日

2007年04月07日 | ヨーロッパ
1996/9/13(金) 初日は。

6時起床。外は真っ暗で雨。
宿の部屋でテレビを見ようとスイッチを入れると何故か時々画面が切り変わる。
が、どのチャンネルの画面も薄い白黒模様。
目をこらしてみるとどうやら山を写しているらしい。
つまりはスキーシーズンに各ゲレンデの様子を客に知らせるためのものと後々わかった。
食事後外に出ると近くの山の上部には新雪!
7時20分発の Kleine Scheidegg 行きの電車を逃し、8時20分発で出発(往復 104 SF)。

Kleine Scheidegg までは曇り模様。

Kleine Scheidegg までの途中で早くも周りは新雪に覆われていた。先行き不安。でも楽天的。
K. Scheidegg では雪を踏みながら列車乗り換え。どこから現れたのか日本人観光客の群れ。

Eismeer 駅。

Jungfrau Joch (標高 3,454 m)までは途中展望台(Eismeer 駅;屋内)があるものの吹雪で何も見えない。
J. Joch も全く同じ。高度馴化には早すぎるのか心臓が少しばくばく、息もぱくぱく。目まいもあり。
百円ライターの火も点かない。
写真を撮っても真っ白になるだけなので、絵はがきを買ってごまかす。
札幌の家族と友人達、松山の研究室のスタッフに送る。


J. Joch 駅内にはこんな掲示が。


外はこんな様子。



で、物好きにも外に出て、ふるえながら自画像をとって記念にする。


ついでにさらに外の様子を。


氷河の中にトンネルを掘って通路にしています。
足ごしらえをしていないので、つるつる表面を転ばぬようにそろそろ歩く。
11時半の列車でK. Scheideggへ降りる。


12時頃だけれど、K. Scheidegg はこんな状態。
シャーベット状の雪を踏みながら昼飯をどこでありつこうかウロウロする。


結局、Hotel Bell Vueでハンバーグとビール(18 SF)。
ここも向かいの崖が煙って見えるだけ。
でもやや明るくなった。


登山電車が胴体の中を通るアイガー北壁さんもこんな状態。
アタックしている人はいなさそう。
いたら大変な目に会っているはず。


これではまるっきり冬じゃんと思うものの、厳冬期はどんな状態でスキーを楽しめるのだろう。
若ければもう一回来たいけれど・・・。


天候は悪いものの、大して歩きもしないでこんな厳しく雄大な景色を見られるなんてとっても贅沢。
努力していないので慚愧の心。


駅の標識。メモ用です。


駅のマスコット?
マスチフだったかピレネーだったか犬の種類には無知。
このわんこはその後時々写真でお目にかかった。
13時半の列車に乗り Grindelwald の一つ手前の Grund で降り、とことこと Grindelwald まで約30分の散策。


下は夏、上は冬ってなーに? なんてナゾナゾじゃあるまいし。


トレールは整備されています。
っていうか生活道路ですよね。
そこを拝借して我々観光客が楽しんでいるわけ。
雨はほとんど上がっています。


こんな景色が大好きです。
晴れだったら多分キラキラした風景なのでしょう。
勿論しっとりした木々や牧草も素敵です。
でも住むとなると冬は大変でしょうね。


Grindelwald ~ Kleine Scheidegg 間の電車はこんな電車です。


こういう家は個人のお宅なのでしょうか、観光シーズンのお宿なのでしょうか?
小さくてもいいからこんな家に住みたいな~。

天気は悪し、することもないので TV の音を聞いて時間をつぶす。
19時のニュースによれば今日は季節はずれの寒さで Munchen では3~7℃。
2,000 m 以上では全て雪、道路も高所は雪による事故が頻発した模様。
下のレストランで食事。スープ、ワイン、ポークフライ(?)、エスプレッソで10時過ぎまでだらだらと。

Das Leben ist ein.

Basel から Grindelwaldへ

2007年04月05日 | ヨーロッパ
1996/9/12(木) Basel から Grindelwaldへ

1996/9/13(金) Grinderlwald から Jungfrau Joch へ


バーゼル中央駅

10:02 Basel 発の IC で Interlaken まで。
Basel 駅で Eurail Pass に validate してもらう。1st Class。
車内は快適

途中の景色はデントコーン、ビーツ、牧草の繰り返し。
Interlaken Ost で Grindelwald 行きに乗り換え。最初 Lauterbrunnen 方面の車両に乗ってしまう。

ここからいよいよ山岳地帯へ。急峻な山の斜面から雪山が顔を覗かせる。


Grndelwald はもうすぐかな?
雪のある山を見るとつい興奮してしまいます。

13時過ぎ、Grindelwald 駅(標高約1,000 m)着。駅前の Hotel Derby にチェックイン。窓の下はプラットホーム。


Gross Schreckhorn の北端(?)。
トップで 2900 m 程の標高。

Rendez Vue というお店でスパゲティでビールをやりながら2時間ほど山を眺めながら過ごす。
視線のはずれに若くはないけれども美人が一人。
涼しいというより肌寒い気候。
山と山の合間から Mt. Eiger(3,975 m)や Mt. Jungfrau(4.158 m)が顔を見せていた。

宿に戻って2時間ほどうたた寝したら風邪気味。
バファリン2錠。19時頃再び Rendez Vue に行って(バカの一つ覚え)魚のフライとロゼで夕食(38 SF)。
外は雨がぽつぽつ。

Basel '96.9

2007年04月04日 | ヨーロッパ
今回は 1996 年 9 月の Basel~Grindelwald~Manchester のうち、9 月9 日 ~12 日の Basel 訪問分です。
国際シンポジウム等の用事のため、9 月 8 日に関西空港を発ち、パリ・シャルルドゴール空港に 17:30 到着。
21:40 発の便で Basel へ。22:40 Basel 着。Hotel Merien へタクシーで。

バーゼルはスイス北西部に位置し、フランスとドイツに国境を接します。
ロシュやノヴァルティスを代表とする製薬業が主要産業になります。
空港は実はフランス国内にあります。

ホテルの下からライン川越しの対岸。二つの尖塔を持つMunster(大聖堂)が見えます。
右へパンしてちょうど正面。中心街側になります。


さらに右方向は、 Mittellere Bruck(ミッテレーレ橋)になります。この場所に初めて橋が架けられたのは 1266 年だそうです。
対岸のMunsterからさらに左方向。


Basel 5


ミッテレーレ橋を渡り市街地に行きます。わかりやすい目印は Fischmarkt と Rathaus でしょうか。
写真は Fischmarkt にある噴水塔。
第二次世界大戦前まではここに魚市場があったため「魚市場」が地名になっています。
Rathaus(市庁舎)前は Marktplatz になりますが、これはそこで開いている果物屋さん。
イチジク、イチゴ、ラズベリー、サクランボなどなど。


Rathaus(市庁舎)です。1504年~1514年にかけて建造され、比較的最近(2000 年頃)修復され、壁面のフレスコ画が鮮やかです。
市庁舎前は市電の停留所。札幌に限らず日本では市電がずいぶん減りましたが、ドイツなどではまだまだ市民の足として活躍しています。
車と市電が上手に共存しているのですね。輸送力、エネルギー効率、環境を考えると日本の各都市でも再考して良いことではないでしょうか。


Munster に行ってきました。
12世紀に立てられたゴシック様式の建物は14世紀の地震(!)で破壊され、
その後ロマネスク様式で建て替えられたとのこと。ここは側面側です。


内部の回廊
その回廊の外見。教会には珍しく、屋根の模様が綺麗でした。


Elisabethen Kirche


Kunst Museum(バーゼル市立美術館)。
公共美術館としての初公開としては 1,671 年というからずいぶん古い。
Picaso, Braque, Rousseau, Warhol, Gaugin, Gogh や15,16世紀の宗教画・風景画を見ることが出来ました。


Elisabethen Kirche


Marktplatz に戻ってきました。
スーパーで買い物をするよりこういう店が好きなのですが、札幌ではすっかり少なくなってしまいました。
食べ物は土地のものが一番だと思います。
「道の駅」も好きで、愛媛では内子のそれが大好きだったのですが、
多くの道の駅はいかにも「官立」といった雰囲気でもう少し何とかならんものかとおもっています。


明日からは Grindelwald になります。Munster が夕日で赤く燃えています。

次回はこの続きで、Grindelwald ~ Mt. Jungfrau and Eiger です。