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三戸南部氏の本城 三戸城へ行く

青森県三戸町にある三戸城へ向かう途中、馬淵川近くの県道134号線沿いに大きな木を見かけたので立ち寄った。近くに佇む標識を見ると「達者村百景 赤石地区の歴史を見守ってきた「けやきの木」」(南部町文化財天然記念物)とあった。高さ約22m、周囲約7m、推定樹齢約320年だそうだ。


けやきの木の向こうに見えるのは、天照大神を御祭神とする十二神社で、階段を上ると薬師堂があった。鳥居の右の案内板にはこうあった。「赤石舘跡 赤石の東、馬淵川右岸に臨む断崖に位置する。天正(1573-92)の頃には桜庭安房の居舘であった。天正20年の諸城破却書上にはみえないので、この頃すでに廃棄されていたものとみられる。桜庭安房は、戦国時代より南部氏の重臣として活躍し、子孫は盛岡藩高知の家柄として、藩政を担った。同氏は元和6年(1620)に没し、三光寺に墓所がある。」

青森県三戸町の城山公園にある三戸城本丸跡を訪れた。三戸城は南部氏24代・晴政が築いた山城で、天文8年(1539)にそれまでの居城・本三戸城(聖寿寺館・青森県南部町) を焼失した晴政が、永禄年間(1558〜70)に留ヶ崎に築いた新城が現在の三戸城だそうだ。


南部氏発祥から800余年を経てなお多くの遺跡が保存されていた。南部三郎光行を祀る糠部神社(ぬかのぶじんじゃ)や三戸城本丸の角櫓(すみやぐら)を復元し資料館となっている温故館が見所だ。約1,600本の桜も見たかったが、あいにくのコロナ禍で開花の時期は閉鎖されると聞いた。


三戸城からほど近いところに「関根の松」があった。推定樹齢360年余。樹高約6m、目通り幹囲2.63mとのこと。ここは南部藩御野馬別当一戸五右衛門の屋敷跡で、この松の由来は、五右衛門の祖先である一戸兵部綱定という人が藩主から賜った盆栽松だったという。その姿は地を這う竜ともいわれ、昔マンガ映画で見た八岐大蛇を思い出した。
2020年4月


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