Living as A blue straggler

人生だいたいウロウロキョトキョトと寄り道する日々

そのほかの危険

2016-05-02 | 日記

 たつの市から県道5号線で槻坂のトンネルを抜けると姫路市内に入る。姫路市内といってもこのあたりは郊外なので、トンネルのあたりから見下ろすと田んぼや池の中にぽつぽつと家や集落が点在する光景が広がっている。

 さて、坂を下って最初の信号を通過するとその少し先の左手に見えるのがこの「!」標識。



「!」標識といえば、「その他の危険」である。しかも、この「その他の危険」標識、特に補助標識がくっついているわけでもなく何だか実態がわからない。ネットだと、幽霊が出るからだという都市伝説もあるようだ。

 まあそれはともかく。

 都市伝説は横においといくとして、実際のところは類型化しにくい危険をいろいろとひっくるめて表している標識のようで、こちらのサイトなどでもいろいろと考察がされている。

 とはいえ、確かに昔からときどき眼にする突然現れてくる「!」標識は怖い。自動車を運転するようになってからはなんとなく気にかけるようになった。

 で、この標識である。



 少し遠景で見た立地は確かに何が原因か分からない。

 ちなみに、この標識、逆方向にはないのだ。逆から走ってくると、ゆるいカーブになっているのでそれを警告する反射板はあるのだが、「!」標識はない。

 マピオンでこの辺を見てみると、カーブした先で細い道が合流しているようにも見える。合流点はちょうど建物の影になって見えないので、そこからの飛び出しを警告するための標識? というようにも読めなくもない。

 だが実際の現地に立ってみると、そんなはっきりした道があるわけではない。道路の左手(槻)は田んぼになっており、その田んぼのなかに走っている農作業などに使うとおぼしき細い道があるだけだ。もちろんここから人が出てくることがないわけではないだろうが、わざわざ標識にするものでもなさそう。  というわけでそう考えると不思議な標識だなあ、などと思っていたのだが、先日またここを通ったとき、「ああそういうことなのか?」と思い当たることに気づいた。

 ちょうどこの標識の立っているあたりが工事中だったのであるが。



 歩道設置工事中。

 そういわれてこの標識の立っている辺りを眺めてみると、確かにこの標識が立っている少し先で歩道が途切れている。



 反対方向はずっと歩道が信号のあたりまで続いているが、その先は市境を超える峠へ伸びる上り坂なのであんまり徒歩で通る人はいないだろう。



 こういう歩道が途中でなくなってしまう道路じたいは珍しくもないだろうけど、ここから人が車道に飛び出す可能性は確かにあるわけだ。そう考えると、確かに危険。

 しかし、「目に見えて危険がわかる場所で、補助標識の必要がない場所」というのはちょっと違うよなあ。どちらかというと、記述すると煩雑になるから、というのが正しいような気がする。こちらのサイトでいうところの「何か飛び出すぞタイプ」というか。