第2局が10月30日、北海道洞爺湖のレークサイドホテルで始まった。第1局はパリ観光が目的で、実力が発揮されてなかった。羽生名人の強さを認識しやる気にもなって、第2局に勝てば1勝1敗の5分になる。
28手目4三金、予想通り矢倉、第1局から10日あったので、充分対策は出来ているはず。羽生名人は矢倉が得意で先手36勝7敗、わかっていても勝つのは大変。1局目に矢倉を避けたのは、この第2局に備えて手を見せなかったのだ。矢倉を渡辺竜王に指させない方針、第1局の1手損角換りの勝利は予定外。
44手目9五歩、穴熊対策第一弾、9八香とは指し難い。先日の棋王戦、渡辺竜王が阿部八段に負けた将棋の逆。6五歩は宮田五段考案の強力な手、6六に角を回られたら後手困る。9三桂から8五桂、8六歩で桂が死ぬが前例が2局ある。
昼食の後7五歩、角頭を攻め、8六歩、桂は取られたが香と交換、9七歩。9四飛は8四銀を防ぐ、7四歩、5一角。囲碁名人戦が同時に行われ、渡辺竜王と井山八段が勝てば盛り上がる。
5七角で45分考えて難しい局面、そのまま封じ手。次の羽生名人の封じ手になるなら、指さずに考えた方がいい。予想もつかない手を指すのだろうか、それにしてもわからない局面だ。2時間13分考えて封じ手、4五香しか思いつかない、同桂、同歩、同銀、それで3三角。
消費時間の半分以上を封じ手に使った、それだけの価値があるのか。1二香は1五歩、2五桂がきつい、7二香は7六金で押さえ込まれる。3三桂は先手に手を渡した感じ、4五香は6六角がある。何か策があるに違いない、先手も戦いになると危ない。
2日目、封じ手は9八歩、思いつかなかった。1歩しかないので打ちにくい、ここでとは驚き。6一香に7六桂と受け7七金と寄ると、次に6八飛と回る手が見える。後手の攻めが続くのか、6一香が役立たないと負け、狙いは角交換、7三歩成は仕方ない。序盤に力の差があり、羽生名人が楽に指している。
囲碁は井山八段が張名人を破って3勝3敗、お昼で中押し勝ちとは早い。竜王戦は羽生名人の優勢、6八飛で困ると思ったが6三歩成、7三歩成。7四歩はいい手、5三とで銀を取れば同金、少し面白くなってきた。飛銀交換で先手は6、7、9筋へ飛を打つのだろう。
8二飛、8六歩、同金かと思ったが8八歩、4ニ角、後手に勢いが出てきたが攻めが続くのか。さっきまでひどい状況だったが、いい勝負ってことは先手負ける可能性がある。6九銀、5八銀で後手勝ちを意識、4七銀成より6九銀不成から7八金。ここまでくれば読み切っているはず、4一銀は駒を渡すだけ。
7九金から8八金、6七歩成、同歩、同香成、3二成銀、7五角は詰めろではない。8三桂、同飛成、これで後手に詰めろ、終盤よくなったが少したりない。8七歩に9八王、これで7五角から7九角で飛が取れる。しかし清算し7八銀成、8二竜で王手がかかり、受け駒がなく結局勝てない。
2連敗は残念だがここからが勝負、次第に調子は上向きいい将棋だった。次に期待させる内容、1勝すれば逆転の可能性は充分ある。苦しい将棋をよくここまで盛り返した、負けたことより潜在能力の高さに驚く。序、中、終盤のバランス、作戦の立て方がよくなれば勝てる。
28手目4三金、予想通り矢倉、第1局から10日あったので、充分対策は出来ているはず。羽生名人は矢倉が得意で先手36勝7敗、わかっていても勝つのは大変。1局目に矢倉を避けたのは、この第2局に備えて手を見せなかったのだ。矢倉を渡辺竜王に指させない方針、第1局の1手損角換りの勝利は予定外。
44手目9五歩、穴熊対策第一弾、9八香とは指し難い。先日の棋王戦、渡辺竜王が阿部八段に負けた将棋の逆。6五歩は宮田五段考案の強力な手、6六に角を回られたら後手困る。9三桂から8五桂、8六歩で桂が死ぬが前例が2局ある。
昼食の後7五歩、角頭を攻め、8六歩、桂は取られたが香と交換、9七歩。9四飛は8四銀を防ぐ、7四歩、5一角。囲碁名人戦が同時に行われ、渡辺竜王と井山八段が勝てば盛り上がる。
5七角で45分考えて難しい局面、そのまま封じ手。次の羽生名人の封じ手になるなら、指さずに考えた方がいい。予想もつかない手を指すのだろうか、それにしてもわからない局面だ。2時間13分考えて封じ手、4五香しか思いつかない、同桂、同歩、同銀、それで3三角。
消費時間の半分以上を封じ手に使った、それだけの価値があるのか。1二香は1五歩、2五桂がきつい、7二香は7六金で押さえ込まれる。3三桂は先手に手を渡した感じ、4五香は6六角がある。何か策があるに違いない、先手も戦いになると危ない。
2日目、封じ手は9八歩、思いつかなかった。1歩しかないので打ちにくい、ここでとは驚き。6一香に7六桂と受け7七金と寄ると、次に6八飛と回る手が見える。後手の攻めが続くのか、6一香が役立たないと負け、狙いは角交換、7三歩成は仕方ない。序盤に力の差があり、羽生名人が楽に指している。
囲碁は井山八段が張名人を破って3勝3敗、お昼で中押し勝ちとは早い。竜王戦は羽生名人の優勢、6八飛で困ると思ったが6三歩成、7三歩成。7四歩はいい手、5三とで銀を取れば同金、少し面白くなってきた。飛銀交換で先手は6、7、9筋へ飛を打つのだろう。
8二飛、8六歩、同金かと思ったが8八歩、4ニ角、後手に勢いが出てきたが攻めが続くのか。さっきまでひどい状況だったが、いい勝負ってことは先手負ける可能性がある。6九銀、5八銀で後手勝ちを意識、4七銀成より6九銀不成から7八金。ここまでくれば読み切っているはず、4一銀は駒を渡すだけ。
7九金から8八金、6七歩成、同歩、同香成、3二成銀、7五角は詰めろではない。8三桂、同飛成、これで後手に詰めろ、終盤よくなったが少したりない。8七歩に9八王、これで7五角から7九角で飛が取れる。しかし清算し7八銀成、8二竜で王手がかかり、受け駒がなく結局勝てない。
2連敗は残念だがここからが勝負、次第に調子は上向きいい将棋だった。次に期待させる内容、1勝すれば逆転の可能性は充分ある。苦しい将棋をよくここまで盛り返した、負けたことより潜在能力の高さに驚く。序、中、終盤のバランス、作戦の立て方がよくなれば勝てる。