京都こだわり住宅プロジェクト つれづれレポート

「京都らしい住まいって何?」。こんな問題意識から生まれた都住研の取組。取り組みの経過について、徒然にお伝えします。

京町家と制振工法

2006年09月24日 | 取り組み報告

今日は、ハチセさんが公開されている「リ・ストック制震工法」のモデルハウスを見学に行ってきました。

ハチセさんはこれまでも多くの京町家を再生されてきましたが、今回は

「京町家は、阪神・淡路大震災レベルの地震に耐えられるか」

と言う問題意識に対する、一つの解を示すことを目的に開発されたそうです。内部に制震工法のパネルを導入、そして北山杉をはじめ地産材が盛りだくさんに活用されていました。

私はこれまで様々な京町家の再生事例を見てきましたが、今回のモデルハウスは、伝統的な空間構成を継承しつつ、モダンな要素も取り入れ、かつ様々な「遊び心」も盛り込まれていました。

現在はマンション住まいの私ですが、「接地型の住まいもやっぱり良いなぁ」と思わせる魅力がありました。


よみがえる町家 燈籠町

2006年09月09日 | 取り組み報告

今日は、下京区の燈籠町(東洞院松原)に完成した、町家の再生時例を見に行きました。

これは、先日のブログでもご紹介しましたが、建都住宅販売さんが取り組まれていた、町家再生プロジェクトの1つです。

事業主と建築家が知恵と思いと技をもちより、現代によみがえりました。前回紹介した写真と同じ部屋から撮影した写真です。カウンターが設置され、まちなかでの様々な暮らしをイメージさせる装置になっています。

「小料理屋なんかやったりして」
「色々とコミュニティビジネスの舞台にもなりそうね」

と、この家を取り巻く夢の話は尽きませんでした。


第12期総会+定例会開催しました

2006年09月06日 | 取り組み報告

9月5日、都住研第12期総会と定例会を開催しました。

定例会は、京町家の証券化について、岡本 秀巳 さん(京都不動産投資顧問業協会 理事長)に経緯と課題、これからの展望についてお話いただきました。

詳細は、都住研ニュースでもお知らせいたします。