千里の道も一歩から

コツコツ、ルンルンと歩きます!

でんでんむしの かなしみ

2006-07-22 15:56:18 | 絵本

でんでんむしの かなしみ

新美南吉・作  かみやしん・絵

皇后美智子様が病気で声が出なくなった時

この絵本を読んで随分慰められたそうです。


あるひ でんでんむしは たいへんなことに きがつきました。

「わたしのせなかの からのなかには  かなしみが 

いっぱい つまっているのでは ないか?」

でんでんむしは おともだちの ところに やってきて

「わたしは もう いきて いられません」

すると おともだちの でんでんむしも いいました。

「あなたばかりでは ありません。わたしの せなかにも

かなしみが いっぱいです。」

こうして、じゅんじゅんに おともだちを たずねて いきましたが

こたえは みなおなじです。

はじめの でんでんむしは きがつきました。

「かなしみは だれでも もっている。わたしは わたしの かなしみを

こらえて いかなきゃ ならない」

そして、この でんでんむしは もう、なげくのを 

やめたので あります。

 


だって だっての おばあさん

2006-07-18 09:40:03 | 佐野洋子の絵本

「だって だっての おばあさん」

佐野洋子 作・絵

「だって、わたしは98だもの~」が口ぐせのおばあさん。

お誕生日にローソクを買いに行ったネコがローソクを川におとして

5本だけ持って帰りました。(ネコも5歳)

「そうね、だってわたしは5歳だもの~~!!」

5さいのおばあさんは94ねんびりに川をとびました!!!

作者のあとがき:たくさんのたくさんの おばあさんに

この絵本を贈りたいのです。

たって、おばあさんは一番たくさん子どもの心を

持っているんですもの。

 

 

 


おじさんのかさ

2006-07-01 08:58:38 | 佐野洋子の絵本

佐野洋子・作・絵

佐野洋子さんの絵本がだいすきです!
おじさんはりっぱな傘をもっていました。

傘がぬれるのがいやで、雨が降ってもさしません。

大雨の日は家にいます。

ある日子どもたちが、傘をさして、雨の中を楽しそうに歩いています。

ポンポロロン、ピッチャンチャン♪

本当かなぁ??おじさんはついに傘を開きました!!!