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鎌倉彫

鎌倉彫の記録です

少しずつ確認して・・・

2016-11-13 21:10:40 | 鎌倉彫
倶利の彫りが続いています。

彫っている時の注意は、彫り線だけ信じないで確認をしつつ全体のバランスを見ながら彫りすぎない事と思います。

この図は、一つの幅も残り幅も全体に影響します。
反対に彫り終わって見ると、残り幅4mmの板面が綺麗な幾何学模様の様に六角形と三角・四角・十字模様になり気持ちの良い曲線がいいですね。

今回は、仕上げなので性格に似合わず、正確に深さを測り新規に作成したゲージで計りつつ彫り進めています。

 小生は、まず中の四角。三角のライン周囲の六角形の形・深さ・幅を整えてからワラビ手の曲線を残り幅4mmを確認して再度彫り線を書きこんでいってます。
 放射状に入れた基準線も重要な目標になります。

 最初から広く彫らずに書き込んだ線を残して内側目標の2mm幅程度にしておくと、確認して調整が1mmゆとりがあるので安心です。

 線幅はシャープペンで0.5mmあるのですが外側を彫り目標として残す。これだけで0.5mm幅があるので両側で1mmある訳です。
 線を残さず彫ってしまうと目標が無くなってしまうので彫りすぎの危険があります。
 線を少しずつ彫っていく時に、基準線に定規の上下のメモリを合わせて左右の残りを確認しつつ規定幅3mm・深さ3.5mmまで彫ってます。