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大阪観光大学図書館お薦め本ブログ

学生の皆さんに、是非読んでほしい本を紹介します。

「ナショナル・トラスト(新版)」(森教授推薦)

2006-04-28 16:29:03 | お薦め本

「ナショナル・トラスト(新版)」木原啓吉著 三省堂発行
ナショナル・トラストは、自然環境や歴史的環境を守るための運動であるが、それはツーリズムにとっても大きな意味をもつ。本書は、ナショナル・トラスト展開の背景や過程、イギリス、わが国の各地における展開、直面する課題や展望を具体的に示しており、環境の価値、魅力を維持し、高めるためには、住民、地域の役割が大切であることがよく理解できる。


「自然保護という思想」(森教授推薦)

2006-04-28 16:27:13 | お薦め本

「自然保護という思想」沼田真著 岩波書店発行
人間が自然といかに共存・共生していくか、環境問題の深刻化にいかに対処していくかは、国や地域を問わず、現代に生きる人々にとってきわめて重要な問題である。本書は、自然保護思想の歴史、現在に至る流れをたどり、生態学に基づく考え方、危機に瀕した自然と保護に向けた課題について平易に述べており、幅広い視野から数多くの示唆を与えてくれる。


「静かな大地」(橘教授推薦)

2006-04-28 16:25:37 | お薦め本

「静かな大地」池澤夏樹著 朝日新聞社発行
北海道は明治時代以前には蝦夷地とよばれていた。蝦夷地も北海道もそこにもともと住んでいた人びとがつけたよびかたではない。北海道にはもともとアイヌの人びとが住んでいた。アイヌの人びとは自分たちの暮らす土地を<アイヌモシリ=アイヌの静かな地>とよんでいた。<アイヌモシリ=アイヌの静かな地>への侵略は、徳川幕府や松前藩によって江戸時代からおこなわれていたが、明治政府の時代になり、より組織的で徹底的になる。明治政府や内地から北海道へ渡ってきた人びとは、「姿と言葉の異なる人に対する恐れと憎しみ」を解き放してしまう。彼らはアイヌの人びとが築き上げてきた自然環境との関係を破壊し、アイヌの人びとの居場所を失わせてしまう。池澤夏樹著『静かな大地』は、アイヌの人びとの生きかたに共感した1人の和人、宗形三郎が、<アイヌモシリ=アイヌの静かな地>の復活をめざすが、挫折を余儀なくされるという物語である。資本主義や官僚主義の<アイヌモシリ=アイヌの静かな地>に対する破壊は、そして異文化に対する和人の恐れと憎しみは、想像以上に巨大だった。『静かな大地』は北海道を基点にして日本の近代化について読者に再考をうながす。『静かな大地』は、宗形三郎の姪の由良が、自死した伯父の生涯について、伯父の三郎とかかわりのあった人びとから誠実に話しを聞き、書きあげていくという構成をとっている。私たちが自然環境との関係を回復させるためにも、声高に「正論」を叫ぶ前に、静かに耳を傾けることが必要なのではないだろうか。


「メアリー・アニングの冒険 恐竜学をひらいた女化石屋」(橘教授推薦)

2006-04-28 16:24:12 | お薦め本

「メアリー・アニングの冒険 恐竜学をひらいた女化石屋」吉川惣司ほか著 朝日新聞社発行
イギリスの書店に行くと自伝や伝記のコーナーが充実しているのに驚かされる。新聞の書評でも自伝・伝記は一つのジャンルになっている。にもかかわらず、これまでメアリー・アニング(Mary Anning 1799-1847)の伝記はイギリスでも書かれてこなかったという。メアリー・アニングはイギリス南部のドーセット海岸にあるライム・リージスに住む化石屋だった。彼女は海岸で化石を発掘し、それらを研究者や博物館などに売って生計を立てていた。メアリー・アニングが提供した化石は当時の地質学と古生物学の発展に大きな貢献をした。ところがメアリー・アニングは労働者階級の女性で、在野の研究者だったために、その名前が科学史から消されかけていた。しかし近年メアリー・アニングの功績が再評価されつつある。吉川惣司・矢島道子著『メアリー・アニングの冒険 恐竜学をひらいた女化石屋』は、読者にメアリー・アニングの暮らしたライム・リージスに実際に行ってみたいと思わせるような、著者たちのパッション(熱意)を感じさせるメアリー・アニングの伝記である。


「江戸滑稽化物尽くし」(橘教授推薦)

2006-04-28 16:20:59 | お薦め本

「江戸滑稽化物尽くし」アダム・カバット著 講談社発行
妖怪や化物が多くの人びとの興味・関心をひいている。国際日本文化研究センターの怪異伝承データベースにはアクセスが殺到しているという。妖怪や化物について知りたい人は多いけれど、まだまだそれらの人の要望に対応する情報が不足しているようだ。アダム・カバット著『江戸滑稽化物尽くし』は、そうした妖怪・化物の情報不足を補う貴重な本だ。アダム・カバットは、江戸時代の絵入りの大衆文学である黄表紙に描かれた妖怪や化物の特色を、たいへん読みやすい文章で示している。アダム・カバットは、都市(江戸)に住む人びとの妖怪・化物のイメージを、ユーモアと笑いの分析を軸にして、あざやかに浮き上がらせている。「あとがき」の著者の母上の葬儀のエピソードは読者を笑わせてほろっとさせる。


「ホンモノの日本語を話していますか?」(浅田元教授推薦)

2006-04-28 16:18:32 | お薦め本

「ホンモノの日本語を話していますか?」金田一春彦著 角川書店発行
著者は日本語研究及び教育の第一人者で、平成9年文化功労者受賞。日本語のすばらしい点と日本語の魅力について述べた、ぜひ読んでいただきたい必読書である。知っておきたい日本語の特徴、日本語に表れる日本人の性質、言葉の知識を増やすの三部構成よりなっている。日本語が乱れていると言われている現在ぜひ一読してください。


「強く美しいもの 日本美探訪」(浅田元教授推薦)

2006-04-28 16:16:48 | お薦め本

「強く美しいもの 日本美探訪」土門拳著 小学館発行
写真と文章が織りなす世界を、1942年ごろ~79年に撮影した写真と、1959年~79年に発表されたエッセイより本書は構成されている。強く美しいもの、やきものへの開眼、手でつかめる風景の三部構成であるが、まず読みそして写真をみれば、必ずや土門拳の他の写文集も読みかつ拝見したくなる、すばらしいエッセイと写真の宝庫である。


「知的生活の方法」(加藤教授推薦)

2006-04-28 16:15:55 | お薦め本

「知的生活の方法」渡部昇一著 講談社発行
こと学校での勉強に限らず、物事を深く学んで頭をフル回転させ、内面の充実を求める生活を送っている人は、実に生き生きとしているものである。そのような「知的生活」の方法について、心の持ち方から満足のいく勉強の仕方、時間の作り方から読書の仕方、散歩や食事から結婚生活に至るまで、著者の実体験を元に書かれた楽しい一冊である。


「幸福論(第1部)」(加藤教授推薦)

2006-04-28 16:15:50 | お薦め本

「幸福論(第1部)」ヒルティ著 岩波書店発行
幸せとは何か。誰しもが関心を寄せるこの問題について、ヒルティは単純かつ明快な指摘をしている。それは、心と身体の両方を適切に働かせ、良い生活習慣を維持し、自分でどうにか出来ることには最善を尽くし、自分でどうにもならないことは諦めること。人を愛し、崇高なるものを愛し、不幸には立派に耐え忍ぶこと。またそのために私たちには何が出来るか、実際のアドバイスも豊富に盛り込まれている。


「道は開ける」(加藤教授推薦)

2006-04-28 16:15:43 | お薦め本

「道は開ける」デール・カーネギー著 創元社発行
人生論や自己啓発の本は世の中に山ほどあるが、カーネギーのこの2冊はその中でも最良のものである。人間関係に悩み、人生の困難に直面したとき、私たちが採りうる最善の路は何であろうか。カーネギーは、多くの事例をもとに、具体的に分かりやすく説いてくれている。