「ウェブ進化論」梅田望夫著 筑摩書房発行
数年前、インターネット検索にはグーグルが便利だと聞き、それ以来 私は“google”をなんとなく利用しているが、そのような人は多いだろう。本書はその身近なグーグルを中心にネット社会の近未来について書かれた本である。インターネットの「こちら側」と「あちら側」というわかりやすい表現を使って、われわれのうかがい知れない「あちら側」を主に解説しているのであるが、生き馬の目を射抜くITソフト企業にあって、グーグルの世界戦略がきわだっていることが、著者のシリコンバレー体験をふまえたネット社会への洞察力と説得力によりていねいに語られている。最後までいっきに読ませる本だ。グーグルという巨大テクノロジーは最近、中国にも進出をはじめたが、近未来社会を考える上で、この新書は必読と言えよう。インターネット社会がわれわれの消費社会構造のみに影響をもたらすのか、あるいは資本主義経済がつくりあげた現代市民社会をも変革するのか、それを知るカギはやはり学生諸君の世代にゆだねられている。
「言志四録」佐藤一斎著 川上正光訳注 講談社発行
「少くして学べば壮にして為すことあり。壮にして学べば老いて衰えず。老にして学べば死して朽ちず」の言葉で有名な儒学者の随想録です。人間は健康が第一、第二が人柄(人物)、ともに高めましょう。
「名僧たちの教え」山折哲雄/末木文美士編著 朝日新聞社発行
名僧の生き方、教えを読みやすく簡潔に書いています。日本文化への理解も高まりますよ。
「ニコラスの贈りもの」レグ・グリーン著 オライリー・ジャパン発行
銃で撃たれて命を絶った息子、ニコラス。彼の臓器提供を決めるまでの両親の気持ち、また、それによって命が助かった人たちの感謝の気持ちが語られている。CBSによってテレビ映画化された。
銃で撃たれて命を絶った息子、ニコラス。彼の臓器提供を決めるまでの両親の気持ち、また、それによって命が助かった人たちの感謝の気持ちが語られている。CBSによってテレビ映画化された。
「リッツ・カールトンで学んだ仕事でいちばん大事なこと」林田正光著 あさ出版発行
ホテル業界だけでの話ではなく、社会人として心得ておきたいことをこの本で学ぶことができる。
ホテル業界だけでの話ではなく、社会人として心得ておきたいことをこの本で学ぶことができる。
「アメリカ駐在物語」岡田光世著 研究社出版発行
ニューヨークでの生活を英語とマンガでわかりやすく楽しく知る。
ニューヨークでの生活を英語とマンガでわかりやすく楽しく知る。
「イチロー頭脳」児玉光雄著 東邦出版発行
WBCで「王ジャパン」の実質的なキャプテンとしてチームを引っ張ってきたイチロ-の考え方を学び、日々の行動に活かそう。
WBCで「王ジャパン」の実質的なキャプテンとしてチームを引っ張ってきたイチロ-の考え方を学び、日々の行動に活かそう。
「乙武レポート」乙武洋匡著 講談社発行
現在、スポーツライター、キャスターで活躍中の「五体不満足」の著者が、大学時代に経験したニュースキャスターの仕事を書き綴る。
現在、スポーツライター、キャスターで活躍中の「五体不満足」の著者が、大学時代に経験したニュースキャスターの仕事を書き綴る。
「経済のことよくわからないまま社会人になってしまった人へ」池上彰著 海竜社発行
株、銀行、保険のことなど、経済の基本をイラスト入りで分かりやすく解説している。今更人に聞けない経済の基本の基本を社会にでる前に完璧にしておこう。
株、銀行、保険のことなど、経済の基本をイラスト入りで分かりやすく解説している。今更人に聞けない経済の基本の基本を社会にでる前に完璧にしておこう。
「医療の倫理」星野一正著 岩波書店発行
インフォームド・コンセント・臓器移植など、14年前発行とは思わせない本である。医療系の仕事をする人はもちろん、賢い患者になるためにも読んでおきたい本。
インフォームド・コンセント・臓器移植など、14年前発行とは思わせない本である。医療系の仕事をする人はもちろん、賢い患者になるためにも読んでおきたい本。