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大阪観光大学図書館お薦め本ブログ

学生の皆さんに、是非読んでほしい本を紹介します。

「天使の代理人」(佐藤司書推薦)

2006-11-14 10:18:05 | お薦め本
「天使の代理人」山田宗樹著 幻冬舎
山田宗樹は、映画化・ドラマ化された「嫌われ松子の一生」の著者。
妊娠中期以降の人工死産を介助してきた助産婦が罪の償いのために、「天使の代理人」という組織を運営し、胎児の命を守る。人工中絶の問題を扱った、胎児の命について考えさせられる作品。

「フェニキア人」(福原元教授推薦)

2006-10-11 11:49:42 | お薦め本

「フェニキア人」ゲルハルト・ヘルム 河出書房新社
地中海全域に交易活動を繰り広げた古代商業民族フェニキア人の謎を探る。「レバノン杉」、「古代紫」、「アルファベット」、「ポエニ戦争」などで、この民族の特徴は部分的には知られていますが、その王女「エウローペー」が「ヨーロッパ」名の由来であるという話はご存知でしょうか。ヨーロッパ文化に大きな影響をもったといわれているフェニキア人の足跡を、逸話を交えながら、辿る本書の魅力をお勧めします。


「イタリア遺聞」(福原元教授推薦)

2006-10-11 11:42:52 | お薦め本

「イタリア遺聞」塩野七生著 新潮社
毎日出版文化賞、サントリー学芸賞、新潮学芸賞など、イタリアを描いて数々の賞を取っているイタリア作家塩七生のエッセイ集です。近年の大作『ローマ人物語』のシリーズと異なり比較的初期の作品で、「ゴンドラの話」「葡萄酒の国」「シャイロックの同朋たち」など自身の体験も交えながら語るイタリア小説は、イタリアへの視点を楽しく広げてくれると思います。


「ヒストリカルガイド イギリス」(福原元教授推薦)

2006-10-11 11:36:27 | お薦め本

「ヒストリカルガイド イギリス」今井宏 山川出版社
ブリテン島へのケルト系民族の渡来とともに始まる古代からノルマン人の征服に至る異民族襲来の中世世界。王権と諸侯の対立を通して締結された近代イギリスの「マグナ・カルタ」と議会制度の発生。産業革命と植民地帝国の形成。20世紀の世界大戦を経た戦後のイギリス。イギリスの政治、思想、文化をその歴史をとおして簡明に解説している。「イギリス通」を目指す方必読の書です。


「ハーンの轍の中で」(福原元教授推薦)

2006-10-11 11:32:42 | お薦め本

「ハーンの轍の中で」ジョージ・ヒューズ著 研究社
東京大学外国人教師として教鞭を取る傍ら、「小泉八雲」の日本名で怪談を著し、独自の文学活動で日本文化を外国に紹介していったハーン。彼はギリシャ人を母にアイルランド人を父に持ち、イギリスで育ちアメリカでジャーナリストの経験をした後に日本で日本人と結婚する。彼の異文化体験とそれを消化して行った業績を、日本在住の外国人教師が再評価する本書は、専門外でもハーンに関心を持つ読者には興味深い内容であると思います。


「ハッピーバースデー」(佐藤司書推薦)

2006-07-20 16:17:45 | お薦め本
「ハッピーバースデー」青木和雄、吉富多美著 金の星社発行
母親に「あんたなんか生まなきゃよかった・・・」と言われていた“あすか”が、暖かく見守ってくれる祖父母との自然の中での生活で、自分を取り戻し、周りの人たちをも変えていく子どもに成長する。
読み終えた後、心が洗われた気分になる。