心の琴線に触れる記事を見つけた。[2018年7月24日 朝日新聞]
足りなかった「何か」探す。
創価高校・硬式野球部 浪川広之選手
147キロの直球を打ち返した初回の2点本塁打
創価の4番・浪川広之(3年)の一振りは、4強に向かっての勢いのあるスタートダッシュだった。
しかし、じわりじわりと日大鶴ヶ丘が詰め寄って来た。
最後に立ちはだかったのは「野球の難しさ」だった。
プロ注目の右腕・勝又温史(3年)を擁する日大鶴ヶ丘はノーシードから勝ち上がってきた。
受けて立つ第三シードの創価、一回表、創価は勝又にテンポ良く二死を取られる。
そこに割って入ったのが3番の桐越大樹(3年)
左越えの当たりはフェンス上段に当たって跳ね返る二塁打となった。
二死2塁、ツーストライクと追い込まれた浪川は、高めに浮いた球を見逃さなかった。
試合前、日大鶴ヶ丘の萩生田博美監督は、浪川の打撃好調ぶりを勝又に注意した。
高めの投球に気をつけるよう指示していたばかりだった。
創価のチーム方針は「チーム全員の総合力で優勝を勝ち取る。」
失策が少なく、犠打や安打を着実に積み上げる野球で、8強に進んできた。
浪川にとっての4番打者の役目は、打つだけでなく守備の時は声を出し、
素振りの練習も率先して行いチームを鼓舞すること、それが主軸であり総合力だと考えていた。
1点差に迫られた5回
浪川は右翼の守備で右への邪飛を、フェンスにぶつかりながら好捕し相手の勢いを切った。
「投手が打ち取った打球、ここで捕ればチームが元気になる。」
しかし、7回の守備では右前打で同点となる走者を本塁で刺せず、試合は振出しに戻った。
「甲子園に行くには、自分に何かが足りなかった。」と自分を責めた。
創価は追加点を奪えないまま、8回には日大鶴ヶ丘に失策で勝ち越しを許した。
「野球は難しい。」
「難しいけど、甲子園という答えは後輩が出してくれる。」
自分に足りなかったものを見つけるため、浪川はまだ野球を続けていく。
あれだけ振れる高校生は滅多にいませんから。
彼の活躍のステージはまだまだ先にあると思います。
ずっと応援しています。
打球を高々と上げず、ラインドライブをかけてスタンドに運べるのですから、
もの凄く成長していると思います。
バックホームも完璧な守備だったと思いましたが相手の走塁も素晴らしかったなあ。
自分が今まで見た歴代の創価高校の四番バッターでも最高の四番だったと思います。
これからも浪川君の活躍を見たいです。
次のステージでもフルスイングで頑張ってください
コメントを頂戴し、ありがとうございました。
全く持って同感です。
浪川選手と菊地選手は、常にタイムリーやホームランを期待される中で、
シーズンごとに成長し、打つだけじゃなく守りでも答えを出してくれたと思います。
次のステージでも頑張ってほしいですね。