だいぶ間が空いてしまいましたが、ゴキゲン♪膝栗毛 パリ編
今回は乗り物の事。
パリの時間で7時か8時頃、(時差が8時間位あるので、日本では深夜の3時か4時頃)
シャルル・ドゴール空港に着いたイシちゃんと私はもうヘトヘト。
しかも、飛行機でも前日からも興奮であんまり眠れてなかったので
到着した安心感でねむーい。
という事でタクシーに乗る事にしました。
余談になりますが、シャルル・ドゴール空港とは
フランスの初代大統領の名にちなんだ名前なんです。たぶん。
タクシー乗り場へ向かうと、普通の自動車に日本みたいに
制服なんかは着ていない普通のおじさん、というよりは
絶対ダフ屋にしか見えない!運転手さんが荷物をトランクに入れて
くれました。
ボラれたらどーしよー。と不安な気持ちと疲れた体で
乗り込んだ私達を驚かせたのは運転の乱暴さ!
小刻みに急プレーキをかけてくれるし、石畳の上を走ると
車はガタガタゆれるので、私はすっかり気持ちが悪くなってしまいました。
やはり、お洒落な石畳みは自動車じゃなくって馬車向きですね。
命からがら、ホテルに辿り着いたわたしは、
荷物を解いて、顔を洗うと「イシちゃん、私もう寝ちゃうかも。」と
いった5秒後くらいには寝ているという、野比のび太くん以上の
素早い就寝を見せつけるはめになりました。
そして、次の日は一応元気いっぱい起きだして
まず、有名なサクレクール寺院を観に行きました。
その周辺は、布地屋街になっていて楽しかったのですが、
それよりも楽しかったのは、カッコイイちいちゃい汽車に乗った事。
コレ!!
少し嫌がるイシちゃんを「わたしはアノちいちゃい汽車に乗る為にパリに来たんだよ!」と
説き伏せ、乗り場に連れて行くとその素敵な風貌にイシちゃんもメロメロ?
乗り方がわからず、1時間に一本しか来ないモノを2回も逃しつつも乗車に成功!
汽車からみるパリの景色はまさに絵にも描けない美しさ。
本当はゴッホの家とか見どころがあったようだけど、フランス語での
解説だから、良く分からない。
けれど、汽車の中から見えたガイドブックには載っていなかった
雑貨屋などに行ったりと、かなりエンジョイしたのでした。
そして、乗り物の話しで欠かせないのがパリの地下鉄。
これもまた、私服のお兄ちゃんがひどくラフな感じに
運転していて、非常に信用出来ない感じなのですが、
2分に一回くらいドンドンやって来て、とても便利です。
駅も各々ポップだったり、エレガントだったり、汚かったり
特色があって見どころの一つです。
とまどったのは、自分でドアを開ける事。
降りたい駅に電車が止まったら自分でドアについている金具を「ガッチャン!!」と
押し空けなければならないのです。
これが、結構堅いので、たいていはイシちゃんに空けさせていたのですが、
たまに、紳士的な男性が自分は降りないのに、私達の降りようとする雰囲気を察して
「ガッチャン!!」と開けてくれたりしました。
その優しさに私達は「メルシー♪」と言ったのですが、しらんぷりしたりして
押し付けがましくなく、これまた紳士的な様に心がほっこりしました。
そうそう、パリの地下鉄にはめったにエスカレーターや
エレベータはありません。
なので、もしもこれからパリに旅立つ方へ。
おそらく荷物が重たくなるであろう帰り道は、タクシーやバスを利用する事をお薦めします。