野鳥にまつわるお話

野鳥に関するいろいろな情報を個人的に調べ、掲載しています。

オシドリの民話(新潟県)

2018年05月13日 | 野鳥
鴛(おしどり)の民話  (新潟県)

昔、ひとりの猟師(りょうし)がオスのカモを取り、鍋(なべ)にして食べました。
次の日、カモのメスが戸口で死んでいたので、きのうのオスのつれ合いだろうと、これも食べてしまいました。
その夜、メスガモの亡霊(ぼうれい)が出てきたので、猟師の女房が神様に祈ると、
「カモの夫婦は、どちらかが死ぬと、残ったほうも生きてはいない、きずなの強いものなのだ。」というお告げです。
 かわいそうなことをした・・・と、猟師と女房は身をしず沈め、そしてオシドリ夫婦になったそうです。新潟の民話です。

 放れ鴛(おし) ひとすねすねて 眠りけり  一茶


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