「聞きなし」とは「聞き做(な=作)し」で、鳥の声を、人間に
とって何らか意味のある文句に置き換えて聞きとることをいう。
たとえばフクロウの声を、「ゴロスケホーホー」と聞くのは鳥
の声の音連鎖(おんれんさ)を文節して聞き分けているにすぎず、
「ボロ着て奉公(ほうこう)」とか「五郎助(ごろすけ)奉公」など
と意味をつけて聞くことが「聞きなし」とよばれている。
アオジ…『清し 切った ツリー、今日来た』(服部利也)
イカル…「お菊、二十四」・「四六二十四」(NHKラジオ「自然の
命」)
「赤(あけ)べべ着いー」
「蓑笠(みのかさ)着いー」「身の敵(かたきー)」
「爺(じい)茸(たけ)食えい」
「ひーこーきー(飛行機)」
「いいこと聞いたア」「月日星」(三好宏明)
『ゆっくりとしー、そーかねー、そーかねー』<急がんで
ええ、急がんでええ>(服部利也)
『イイトコ、ホーシーィ』(服部利也)
イソヒヨドリ…『イッソヒヨードリ』<まるで自分の名を呼んでい
るようだ>(服部利也)
イワヒバリ…『~イワヒバリー』<囀りにイワヒバリーと聞こえる
部分がある>(服部利也)
ウグイス…「法、法華経(ほけきょう)」
仏教が熱心に信仰されなくなった今日、ウグイスもだん
だんとお経を忘れたのか、『ホー、ホットケーキ』『ホー、
チョキキョ』『ホー、ホテチュー』(河内長野市岩湧山)
『ホー、ホケキキョ』(羽曳野市石川河川敷)などと鳴くよ
うになってきたのではないか?(服部利也)
『おー、尾瀬林業(おぜりんぎょう)』<国立公園尾瀬の
ウグイス>(服部利也)
『Di,division(ディ、ディビジョン)』英語圏の人なら
こう聞こえるかも…(服部利也)
谷渡りは『キィツケ、キィツケ、…』(服部利也)
『ジットシ、ジットシ、…』(服部利也)
ウズラ…「アッジャッパー」(不明)
エゾセンニュウ…「じょっぴん(北海道で鍵のこと)かけたか?」<ホ
トトギスの鳴き方に少し似ている>(NHK「季節の
命」安西秀明)
エゾムシクイ…『ヒー、ツーキー(日、月)』(服部利也)
オオヨシキリ…「行々子(ぎょうぎょうし)」(NHK「朝の小鳥」蒲谷鶴
彦)
「長光寺(ちょうこうじ)、長光寺、草履(ぞうり)片足
なんだんだい、斬(き)らば斬れ、斬れ斬れ斬れ」<長
光寺の寺男が、坊さんの草履片足を落とし、打ち首に
され、オオヨシキリに変身したという民話(柳田国男)>
カワラヒワ…「ビール」(NHK「朝の小鳥」蒲谷鶴彦)
キビタキ…『ピィピュィ(鉄砲音)、突撃・突撃・突撃…』(服部利也)
「ツッツクホーシ、ツッツクホーシ、…(蝉のツクツクボウ
シに似る)」
『ピッコロロ、ピッコロロ(ピッコロの音のよう)、うれし
いね、ツッツクホーシ、ツッツクホーシ』(服部利也)
『ピィピヨ、言い切った、言い切った、ピッピコー、ピッ
ピコー』(服部利也)
クロツグミ…『きよこ、きよこ』(服部利也)
「ひややっこ」(NHK「季節の野鳥」安西秀明)
コオリガモ…「青、青菜(あお、あおな)」(NHK「朝の小鳥」蒲谷鶴彦)
コジュケイ…「ちょっと来い、ちょっと来い」で、近づくと『グッドバ
イ、グッドバイ』(服部利也)
「チョッコボール」(三好宏明)
コノハズク…「仏法僧(ぶっぽうそう)」<【三法(さんぽう)の声を一鳥
(いっちょう)に聞く】と言われて尊ばれている。>(NHK
「朝の小鳥」蒲谷鶴彦)
サシバ…「天気(てんき)エエ、天気エエ」「キッスミー」(NHK「季節の野
鳥」安西秀明)
サンコウチョウ…「月、日、星、ホイホイホイ」
「四十七里(しじゅうしちり)、ホイホイ、七里、ホイ
ホイホイ」
「吉次(きちじ)、ホイホイ」
シジュウカラ…「一杯、一杯」「キッス、キッス」(三好宏明)
ジュウイチ…「十一」
「慈悲心(じひしん)」(NHK「朝の小鳥」蒲谷鶴彦)
センダイムシクイ…「焼酎(しょうちゅう)一杯(いっぱい)、グイー」
「鶴千代君(つるちよぎみー)」(仙台藩の藩主の幼名
が“鶴千代”だったのが鳥名の由来)
『イチョイチョ、ビー』(服部利也)
ツバメ…「土食って、虫食って、くちゃ(口は)渋い」
「土食って土食ってしぶーい」
「人ら米食うし、おいら虫食うて口渋い」(三好宏明)
「アキータ ヘスス、アキータ ヘスス、クルシフィカード」
(ここにイエス様がいる、ここにイエス様がいる、十字架にかけ
られて:アルゼンチン)(「世界の鳥の民話」日本民話の会・外
国民話研究会編訳:三弥井書店)
ヒガラ…『すっぴん、すっぴん』『いいちこ、いいちこ、…』(服部利也)
ヒバリ…「日一分、日一分、利取る、利取る、月二朱、月二朱」
(分…一割の十分の一。お金の名、一両の四分の一。朱…お金の
名、一両の十六分の一。)
ヒバリは、天高くあがって鳴きつづけるので、太陽に金を貸して、
利子を取り立てているという民話が各地にある。
聞きなしは「日一分、利取る、利取る」とお日様に催促。(三好
宏明)
フクロウ…「ボロ着て奉公(ほうこう)」「五郎助(ごろすけ)奉公」
ベニマシコ…「うれしいぞ、チエちゃん(チュン)」(服部利也)
ホオジロ…「一筆啓上仕(つかまつ)り候(そうろう)」が有名だが、
「源平つつじ白つつじ」と鳴く個体も多い。(NHK「朝の小鳥」
蒲谷鶴彦)
「一杯飲みますべぇか」
「つんと五粒(いつつぶ)二朱負けた」(遠州;静岡県)
(粒…粒銀、豆粒のような形の銀貨)
「おらがのとと(亭主)は三八(さんぱ)二十四(二十四歳)」
(薩摩;鹿児島県)
「札幌ラーメン、味噌ラーメン」「一寸ねーちゃん酒もって
来い」(三好宏明)
ホトトギス…「ホトトギス」「ホトト来たか」
「テッペン、かけたか」
「本尊(ほんぞん)建(た)てたか」「本尊かけたか」
※民話に「本堂建てたか」「本尊買うたか」などと鳴いて登
場する。
「包丁(ほうちょう)研(と)げたか」
「特許許可局」
マヒワ…「十円、十円」
メジロ…「長兵衛(ちょうべえ)、忠兵衛(ちゅうべえ)、長忠兵衛(ちょう
ちゅうべえ)」
「チルチル、ミチル」(三好宏明)
メボソムシクイ…「銭(ぜに)取り、銭取り」<山小屋では、メボソムシ
クイが鳴き始めると登山客(とざんきゃく)が多くなり、
山小屋が繁盛すると言われる。>(NHK「朝の小鳥」蒲
谷鶴彦)
ルリビタキ…『ここにいるのがルリビタキ』(服部利也)
とって何らか意味のある文句に置き換えて聞きとることをいう。
たとえばフクロウの声を、「ゴロスケホーホー」と聞くのは鳥
の声の音連鎖(おんれんさ)を文節して聞き分けているにすぎず、
「ボロ着て奉公(ほうこう)」とか「五郎助(ごろすけ)奉公」など
と意味をつけて聞くことが「聞きなし」とよばれている。
アオジ…『清し 切った ツリー、今日来た』(服部利也)
イカル…「お菊、二十四」・「四六二十四」(NHKラジオ「自然の
命」)
「赤(あけ)べべ着いー」
「蓑笠(みのかさ)着いー」「身の敵(かたきー)」
「爺(じい)茸(たけ)食えい」
「ひーこーきー(飛行機)」
「いいこと聞いたア」「月日星」(三好宏明)
『ゆっくりとしー、そーかねー、そーかねー』<急がんで
ええ、急がんでええ>(服部利也)
『イイトコ、ホーシーィ』(服部利也)
イソヒヨドリ…『イッソヒヨードリ』<まるで自分の名を呼んでい
るようだ>(服部利也)
イワヒバリ…『~イワヒバリー』<囀りにイワヒバリーと聞こえる
部分がある>(服部利也)
ウグイス…「法、法華経(ほけきょう)」
仏教が熱心に信仰されなくなった今日、ウグイスもだん
だんとお経を忘れたのか、『ホー、ホットケーキ』『ホー、
チョキキョ』『ホー、ホテチュー』(河内長野市岩湧山)
『ホー、ホケキキョ』(羽曳野市石川河川敷)などと鳴くよ
うになってきたのではないか?(服部利也)
『おー、尾瀬林業(おぜりんぎょう)』<国立公園尾瀬の
ウグイス>(服部利也)
『Di,division(ディ、ディビジョン)』英語圏の人なら
こう聞こえるかも…(服部利也)
谷渡りは『キィツケ、キィツケ、…』(服部利也)
『ジットシ、ジットシ、…』(服部利也)
ウズラ…「アッジャッパー」(不明)
エゾセンニュウ…「じょっぴん(北海道で鍵のこと)かけたか?」<ホ
トトギスの鳴き方に少し似ている>(NHK「季節の
命」安西秀明)
エゾムシクイ…『ヒー、ツーキー(日、月)』(服部利也)
オオヨシキリ…「行々子(ぎょうぎょうし)」(NHK「朝の小鳥」蒲谷鶴
彦)
「長光寺(ちょうこうじ)、長光寺、草履(ぞうり)片足
なんだんだい、斬(き)らば斬れ、斬れ斬れ斬れ」<長
光寺の寺男が、坊さんの草履片足を落とし、打ち首に
され、オオヨシキリに変身したという民話(柳田国男)>
カワラヒワ…「ビール」(NHK「朝の小鳥」蒲谷鶴彦)
キビタキ…『ピィピュィ(鉄砲音)、突撃・突撃・突撃…』(服部利也)
「ツッツクホーシ、ツッツクホーシ、…(蝉のツクツクボウ
シに似る)」
『ピッコロロ、ピッコロロ(ピッコロの音のよう)、うれし
いね、ツッツクホーシ、ツッツクホーシ』(服部利也)
『ピィピヨ、言い切った、言い切った、ピッピコー、ピッ
ピコー』(服部利也)
クロツグミ…『きよこ、きよこ』(服部利也)
「ひややっこ」(NHK「季節の野鳥」安西秀明)
コオリガモ…「青、青菜(あお、あおな)」(NHK「朝の小鳥」蒲谷鶴彦)
コジュケイ…「ちょっと来い、ちょっと来い」で、近づくと『グッドバ
イ、グッドバイ』(服部利也)
「チョッコボール」(三好宏明)
コノハズク…「仏法僧(ぶっぽうそう)」<【三法(さんぽう)の声を一鳥
(いっちょう)に聞く】と言われて尊ばれている。>(NHK
「朝の小鳥」蒲谷鶴彦)
サシバ…「天気(てんき)エエ、天気エエ」「キッスミー」(NHK「季節の野
鳥」安西秀明)
サンコウチョウ…「月、日、星、ホイホイホイ」
「四十七里(しじゅうしちり)、ホイホイ、七里、ホイ
ホイホイ」
「吉次(きちじ)、ホイホイ」
シジュウカラ…「一杯、一杯」「キッス、キッス」(三好宏明)
ジュウイチ…「十一」
「慈悲心(じひしん)」(NHK「朝の小鳥」蒲谷鶴彦)
センダイムシクイ…「焼酎(しょうちゅう)一杯(いっぱい)、グイー」
「鶴千代君(つるちよぎみー)」(仙台藩の藩主の幼名
が“鶴千代”だったのが鳥名の由来)
『イチョイチョ、ビー』(服部利也)
ツバメ…「土食って、虫食って、くちゃ(口は)渋い」
「土食って土食ってしぶーい」
「人ら米食うし、おいら虫食うて口渋い」(三好宏明)
「アキータ ヘスス、アキータ ヘスス、クルシフィカード」
(ここにイエス様がいる、ここにイエス様がいる、十字架にかけ
られて:アルゼンチン)(「世界の鳥の民話」日本民話の会・外
国民話研究会編訳:三弥井書店)
ヒガラ…『すっぴん、すっぴん』『いいちこ、いいちこ、…』(服部利也)
ヒバリ…「日一分、日一分、利取る、利取る、月二朱、月二朱」
(分…一割の十分の一。お金の名、一両の四分の一。朱…お金の
名、一両の十六分の一。)
ヒバリは、天高くあがって鳴きつづけるので、太陽に金を貸して、
利子を取り立てているという民話が各地にある。
聞きなしは「日一分、利取る、利取る」とお日様に催促。(三好
宏明)
フクロウ…「ボロ着て奉公(ほうこう)」「五郎助(ごろすけ)奉公」
ベニマシコ…「うれしいぞ、チエちゃん(チュン)」(服部利也)
ホオジロ…「一筆啓上仕(つかまつ)り候(そうろう)」が有名だが、
「源平つつじ白つつじ」と鳴く個体も多い。(NHK「朝の小鳥」
蒲谷鶴彦)
「一杯飲みますべぇか」
「つんと五粒(いつつぶ)二朱負けた」(遠州;静岡県)
(粒…粒銀、豆粒のような形の銀貨)
「おらがのとと(亭主)は三八(さんぱ)二十四(二十四歳)」
(薩摩;鹿児島県)
「札幌ラーメン、味噌ラーメン」「一寸ねーちゃん酒もって
来い」(三好宏明)
ホトトギス…「ホトトギス」「ホトト来たか」
「テッペン、かけたか」
「本尊(ほんぞん)建(た)てたか」「本尊かけたか」
※民話に「本堂建てたか」「本尊買うたか」などと鳴いて登
場する。
「包丁(ほうちょう)研(と)げたか」
「特許許可局」
マヒワ…「十円、十円」
メジロ…「長兵衛(ちょうべえ)、忠兵衛(ちゅうべえ)、長忠兵衛(ちょう
ちゅうべえ)」
「チルチル、ミチル」(三好宏明)
メボソムシクイ…「銭(ぜに)取り、銭取り」<山小屋では、メボソムシ
クイが鳴き始めると登山客(とざんきゃく)が多くなり、
山小屋が繁盛すると言われる。>(NHK「朝の小鳥」蒲
谷鶴彦)
ルリビタキ…『ここにいるのがルリビタキ』(服部利也)
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