徒然なるままに

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06/08/30:日本進化学会大会:哲学はなぜ進化学の問題になるのか

2006-08-28 | Pensée
2006年 8月 30日 (水) 19:30~21:30, 国立オリンピック記念青少年総合センターで開催される、
日本進化学会大会のシンポジウム
‘哲学はなぜ進化学の問題になるのか:生物学の哲学の多様な展開’
の転載自由なアナウンス (転載自由な文書自体は科学史メーリングリストに投稿されたものです):


転載自由なアナウンス
↓:ここから
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哲学はなぜ進化学の問題になるのか:生物学の哲学の多様な展開

宣伝:8/29-31 日本進化学会・東京大会が行われます。場所は国立
オリンピック記念青少年総合センターです(渋谷と参宮橋の間)。
この大会において「生物学の哲学」をテーマとしたセッションが行わ
れます。南部も発表します。日本の生物学の哲学者が一同に会する
セッションとなっています。ご関心のある方はぜひおいでください。

日時:8月30日 (水) 19:30~21:30
場所:センター棟5階(501号室)
企画者:○三中 信宏(農環研/東大・院・農生)・南部 龍佑(上智大・院・哲学)
 
科学者にとって「科学哲学」はあってもなくてもいい研究分野なの
だろうか?しかし,進化学や体系学の現代史をふりかえると,いたる
ところで“哲学”に関わる論争が絶えなかったことを現場の科学者は
誰もが体験したり見知ったりしているはずだ.哲学的な文脈がどうでも
よくないからこそ科学者や科 学哲 学者たちは機会をとらえては論議し
続けてきたのではなかっただろうか.科学哲学はたとえば1970年代
以降の社会生物学論争や体系学論争を通じて,進化学という個別科学
に大きな関心を向けてきた.それは生物進化研究が提起する議論が,
経験科学の研究対象としてだけではなく,哲学的あるいは概念的な分析
を必要とする諸問題を含んでいるからである.現在の「生物学の哲学」
は,進化学の方法論だけではなく,適応度の解釈や系統推定論,さらには
倫理 の起源や機能の問題などにわたって多様な展開を見せている,この
ような生物 学の哲学の現代的論議は「進化学はなぜ哲学を問題にするのか」
という問題意識のもとに展開されてきた面がある.その一方で,進化学者
の側からの「哲学はなぜ進化学を問題とするのか」という問いかけは十分
に検討されてきたとはいえない.今回は,生物学の哲学の「いま」を代表
するいくつかの具体的テーマを通じて,この問いかけに答えてみたい.

講演予定者
  ・三中 信宏(農環研/東大・院・農学生命科学)
     進化学と生物学哲学の視線の交わり:趣旨説明に代えて

  ・森元 良太(慶應義塾大・文・哲学)
     決定論と確率概念:進化論的世界観とは

  ・南部 龍佑(上智大・院・哲学)
     生物はいかにして体系化されるべきか:系統樹の二つの顔

  ・田中 泉吏(京大・文・科学哲学科学史)
     道徳性の進化:生物学の哲学の観点から

  ・網谷 祐一(ブリティッシュ・コロンビア大学・哲学科)
     種問題と哲学

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↑ここまで


日本進化学会
 http://wwwsoc.nii.ac.jp/sesj2/

2006年度日本進化学会大会
 http://shinka.lab.nig.ac.jp/
 8月29日 (火) ~ 31日 (木)
 国立オリンピック記念青少年総合センター
 ※面白そうなシンポジウム等々いろいろありそう


科学史メーリングリスト
 http://www.hps.hokudai.ac.jp/ml/MLnewinfo.html
 ※エントリー時 (2006-08-28 23:56 JST) は接続不可能ですが、
Googleキャッシュは存在 (2006年8月3日 08:23:27 GMT保存)


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