津波被災者の家族

長女が04.12.26スマトラ沖地震の津波により、タイ、パンガー県カオラツクの海辺で遭難した。

故長女 3年8個月目の命日に

2008-08-26 17:32:15 | Weblog
  故長女がタイ パンガー県カオラツクで、04年12月末 インド洋津波により遭難して早や3年8個月の歳月が流れた。04年12月26日午前、スマトラ沖大地震(m=8.9)はスマトラ島北部バンダーチェ付近で大きな震害と津波を発生し、アンダマン海を渡り200km離れたタイ プーケツト島周辺のビーチを約2時間後に襲つた。  津波警報連絡体制の不備(このインド洋沿岸地域では、当時 津波に対する防災システムは皆無であつた)はさて置き、今でも信じがたい程幾重にも遇然が重なり、あの大自然災害に遭遇したと言わざるを得ない。 そして私の故長女が何故 世紀的大災害にジャストタイミングで、巻き込まれなければならなかつたのか、今でも信じがたい悲運を感じるのである。 今年はビルマのサイクロンや四川大地震、岩手宮城内陸地震など大きな自然災害が発生したが、最近の集中豪雨(ゲリラ豪雨とも言う)の多発も地球温暖化との関連が報ぜられている。 また13億の人口を擁する中国が、内外に問題を抱えながらも、その威信を賭けて開催した北京五輪も8月24日の日曜日夜無事 閉幕した。  日本チームは予定より少ない25個のメダル(金=7個)を獲得した。 中でも女子ソフトボールチームはアメリカを破り金メダルを獲り、日本中を大いに沸かせた。 そして男子野球の星野ジャパンはメダルに届かず、日本中を失望させた。     一方、同時期に起きたグルジア紛争はロシア軍が居座り、南オセチア他の独立を画策するなど、本格的解決に至らず、むしろ米 ロにNATOを巻き込み,米ソ冷戦の再発が懸念されている。 また米 住宅金融不安(サブプライムローンの焦げ付きと証券化問題)に端を発したグローバルな不景気トレンドの暗雲が覆い、世界経済は不況脱出の出口が見えない状況で、世相は混迷の度合いを深めている。 これは五輪後の中国やインドなど新興国にも波及し、不動産価格の低下や電気製品、自動車の売れ行き不振など景気の下降が取り沙汰されている。また日本では内閣改造を行つたにも拘らず、支持率 低下に歯止めは掛からず、与党内の内紛と首相降しの機運が漂い、政治の不安定さが増幅している。       ( 未完 )

最近の出来事

2008-08-11 17:38:48 | Weblog
前週末、豪華でIT化された開会式のあと、北京オリンピツクが開幕した。   中国政府は、チベット騒動や四川大地震のあと国家の威信をかけて08’五輪に臨んでいる様だ。  水泳や柔道が始まり、日本人選手の活躍が期待されている。  本日午前の男子100m平泳ぎ決勝で、北島選手が2大会連続の金メダルを、世界レコードで達成した事が報道された。   又最初に、柔道の男子66kクラスで内柴選手が金メダルを、連覇で獲得した事も話題になつている。そして同時期に旧ソ連のグルジアでは内戦が起こつた。分離独立を主張する南オセチア自治州とグルジア政府を巡る紛争にロシアが軍事介入した、様に報じられている。停戦を唱えるグルジア側にロシアは応じていない。米欧は即時停戦とロシア軍の轍退を勧告している。これに関しEU議長国のフランス,サルコジ大統領は調停に動く模様である。    23年前、520人が犠牲になつた日航ジャンボ機墜落事故の現場(群馬県上野村、御巣鷹の尾根)のふもとを流れる神流川で、11日夕、遺族らが灯篭流し(約300個)を行ない、故人の冥福を祈つた。 また 12日夕方6時過ぎには、遺族や日本航空関係者200人余が集まり、犠牲者の冥福と空の安全を祈つて追悼慰霊式が行われ、6時56分には、黙祷と献花に続き520本の蝋燭に灯が燈される。  23年経つた今でも事故を風化させない様に、関係者と遺族の心使いや努力のほどが伺われる。 私たち 自然災害(地震、津波や風水害など)による犠牲者の遺族も、これを見習いたいものであ。  私はこのブログを通じて、故長女の生きた証をしるし、また 彼女の追悼と慰霊のため、出来る限り永く人々に伝えて行きたい、と念じている。                            ( 未完 )