ポルトの第1弾では、ポルト市街地とはドウロ川を挟んだ対岸のヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアにいくつも並ぶポートワインの
醸造所をご紹介します。
ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアには多くのポートワインの醸造所が集まっていますが、実際のワインの醸造はドウロ川上流の川を
挟んだ丘に点在する醸造所で行われ、その後ワインの熟成に適した下流のヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア地区へと運び込まれて静かに熟成を
行っています。ほとんどの醸造所では内部の見学ツアーを行っており、熟成庫の見学の後でポートワインの試飲を行うことが出来ます。
今回はテイラーズ醸造所、オフリー醸造所、サンデマン醸造所の見学の様子をお届けします。
ポートワインには大別してホワイト、ルビー(赤)、タウニー(赤)、そして近年になって作られ始めたロゼの4種類がありますが、
主体はやはり赤のルビー、タウニーとなっています。熟成には大樽や小樽が使われていますが、フレッシュな果実味や香りを重視する
ルビーポートには酸素に触れる面積が少ない大樽が、しっかり酸化熟成させて複雑な薫り旨味を引き出すタウニーには空気に触れる面積が
大きい小樽が使われています。
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