パルマの2日目、相変わらずの小雨交じりの曇り空です。今日はモデナの町まで出かけてきました。
■ドゥオーモ
12世紀に完成したロマネスク様式の教会です。
・ファザード
大聖堂とは思えないほどこじんまりとしたファザードですが、ロマネスク様式の彫刻がいくつも並んでいて、ロマネスク好みの小生には実に楽しいファザードです。
・3身廊の内部
内部は3身廊となっていますが、側廊には礼拝堂は無く、また主祭壇手前の翼廊もありません。
・主祭壇
主祭壇の下に、町の守護聖人である聖ジミニャーノの石棺を納めた半地下のクリプタがあるので、祭壇は一段高い位置にあります。
・主祭壇左の祭壇に飾られている多翼祭壇画
・半地下にあるクリプタ
本来立ち入りは信者のみとなっていましたが、ミサが終了したタイミングで潜入してしまいました。(一応十字を切ったり
ひざまずいたり、クリスチャンの真似をしてます)
・説教壇のロマネスク様式の彫刻
・クリプタの柱頭にあるロマネスク様式の彫刻
この他にも至る所にロマネスク様式の彫刻が残っていました。
■グランデ広場
ドゥオーモの右側にある広場です。
・ドゥオーモ側面とギルダンディーナの塔
・時計台
■メルカート
グランデ広場から少しだけ南にあるいた所にメルカートがありました。市場って何を買うでもないんですが、
何となくウキウキした気分になってしまいます。
・魚屋
・生ハム
パルマの名産だけに、生ハムもご覧の通りです。
■エステンセ美術館
ゆっくり昼御飯を頂いた後は美術館へと向かいました。美術の館(Palazzo dei Musei) と名のついた大きな建物に複数の美術館や博物館が入っています。
エステンセ美術館は最上階、息を切らし大汗をかきながら向かいました。
・聖母被昇天…ルドヴィゴ・カラッチ
・聖母子…コレッジョ
・聖母子と諸聖人…ティントレット
実は一番歩き回りで疲れるのが美術館での鑑賞です。美術品の光の反射(光の映り込み)が少ない立ち位置を探りながら撮影し、
さらにその作品の資料を記録するために作品まで近づくという作業の繰り返しなので、作品の点数が多いと一部屋でも
相当な距離を歩き回ります。今回も途中でかなりへばってしまい、休み休みの撮影でした。
考えて撮っているんですね。
だから綺麗に撮れているはずです
私と被写体に対する姿勢が違っていて、反省する点多いです
考えているというよりは、仕方なくといった感じの方が強いです。美樹館の照明の具合や、作品にガラスのカバーが付いていたりすると、光の反射で作品が殆どつぶれてしまうので…