TRPGはじめて物語

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偽典・ロードス島戦記 転生編

2019年09月01日 19時16分37秒 | 妄想TRPGリプレイ

「ところで、ここはどこなんだ?

ルーセントは、死んでないから冥府じゃないだろ?」

「さっき説明したろ?

死者の街だよ」

「一応、死んではいるんだったよな?」

「でも、生き返られることが分かっているのよね?」

「そうだね」

「んーそんな場所に英雄とかがいるのかな?」

「でも、死後の世界でもある。

狭間の世界だよ。

まあ、地獄前域と辺獄くらいの領域だね」

「確か、無為に生きた人が虻や蜂に刺される場所と洗礼されていない人がいるところだっけ?」

「地獄にも天国にも行けない人の場所か……

そんな人いるのか?

どんな生き方をしていても、些細な悪行や善業をしているもんだろ?

物の分別のつかない子供くらいだろ?」

「ま、ぶっちゃけ、住人は関係ないっす。

あるのは、これ!」

「わりと本気のマップが出てきたわね」

「そうか?街並みも書いてないようなマップだぞ?

まさか、これからパズルみたいに増えていくとかないよな?」

「僕の画力では無理だな……

ま、あとはこれかな?」(と、言ってトランプを取り出す)

「なにこれ?」

「日本ではこれをトランプと呼んでいるよ」

「知っとるわい。

それを何に使うんだ?」

「イベント決定に使うんだ」

「ん?

あらかじめ配置しておくって言ってなかったか?」

「ランダムに配置するとは言ったが、あらかじめ全部配置しておくとは言っていないよ。

スートでイベントを数字でそのイベントの難易度を決めます。

スペードがバトル。

ハートがマスター。

ダイヤがトレジャー。

クラブがストーリーとなっております。

ゲームとしては、ストーリーのレベル5にしたら勝利だけど

制限時間は8ターンとさせてもらうよ」

「ストーリー5レベルってなんだ?」

「まず、プレイヤーは投下点を決まます。

そこから、周囲8マスを強制オープン。

任意のスートを選んでイベントを発動します。

イベントのレベルは、開いた数字で決定して

1レベル:1

2レベル:3

3レベル:6

4レベル:10

5レベル:15

と、なっています」

「5レベルだと、13超えてるじゃない!?」

「これって、足すってことか?」

「そうだね

一回開けたカードは、プレイヤーの手札になる。

選ばれなかったカードは捨て札だね」

「ん~15って数字はそんなに難しい数字じゃない……ブラックジャックにしなかったのはせめて物温情か?」

「あ、そうか……マスターレベルってのがあったのか……

なら、レベル6で21ってのも作り

絵札は10としようか」

「余計な事言ったんじゃない?」

「8回捲れるけど、空白もある。

どんな配置になるかしらんが……欲を出したら、詰むな……」

「100マスで1プレイに最大で8枚。

64枚でカードに当たる確率が50%

……これ、詰みげーじゃないか?」

「普通にマインスイーパーをやったらね?

まず、考えろよ……

ダンジョンって言ったぜ?」

「捜索できるってこと?」

「もちろん。

1ターン捜索することで指定した1マスの情報を得られるよ。

具体的にはマスの周りのカードの枚数がね」

「デメリットしかないな……」

「……いや、ひょっとして『手分け』できる?」

「あ!?」

「まあ、当然そうなるでしょ?

普通にやったら、詰む確率のほうが高いんだ。

シティアドベンチャーで『手分け』するのは、当然だね」

「そうか、カードの取得はこちらの任意だから、モンスターは躱せるんだな?」

「なら、三分割していきましょ!

これなら、早く終わるわ!!」

「確率50%のマインスイーパー」

「あ!!

GM、投下先にカードがあった場合はどうなるんだ?」

「……自分と同じ思考パターンを持つ人間がいると、めんどくさいなァ。

当然、強制発動しますよ?

そして、オープンカードで同じスートがあったら自動的に加算されます。

……そうですね。

もし、それで21以上になるようなら、ドボンとしましょうか?」

「……これ、何も言わずにやってたら、普通に洗礼されてたパターン?」

「マインスイーパーってヒントは出したでしょ?」

「……トランプを出された時点でクリア確率に頭が行ってたわ」

「そうだね……しかも、このシナリオのミソは『指定したマスはわからない』ってところだな。

ま、8枚のパネルのうちの空白部分を指定して投下すればいいわけだけど……」

「なかなか、ギャンブル性が高いな……

どこが空白かわからないんだもんな……」

「そうね……セオリーなら隅から行くのがいいのよね?」

「さすがに地雷確率50%のマインスイーパーでど真ん中をぶち抜く勇気はないなぁ……」

「まあ、悩んでくれ給えよ……

その間に僕はマジックアイテムを5つ作らなきゃならないんだから」

「あんたのアイテムは使わないって言ったでしょ?」

「無体な……僕の趣味なんだから許してよ」

「試しに一つアイデア出してみな?」

「ん~普通だと思うんだけどなぁ……

『破壊の翼』とか良くない?

エルミナージュの戦乙女の最強の防具なんだけど」

「へえ!かっこいいわね」

「それ『イノセントの戦乙女』にしか装備できないってアイテムだろ?

一角獣レベルのセクハラ武器じゃないか!」

「いや、聖乙女がいるからいいかなぁと?」

「女性団体から訴えられないかな?」

「いやぁ、大丈夫じゃないか?

女性専用だし」

「……そうか?

エルミナージュってゲームは、性別?とかあったろ?

それに男性が装備する方法がないわけでもないし……

あのゲームはフルパワーで性別を冒涜しているぜ?」

「そうか?

この世界で一番要らない生物の規格だと思うけどな?」

「何か、あらぬ方向に議論が向きそうだから、やめましょう」

「ええーまだ触りだよ?」

「だから、やめなさい!!」

ーー一応、この議論は終わり……でも、続くよ(笑)



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