あれは、光源になるから松明は必ず使うわけじゃない。
光源は複数あるのに越したことがないから、炎の精霊の魔法がないから、ランプとろうそくで大丈夫だろ」
「現実問題として、手をかざして呪文を唱えれば、大体の体の不具合が無くなる世界に飲み薬や塗り薬が必要だと思うか?
特に冒険者に」
魔晶石とかあってかな?」
一応、ソードワールドに準拠しましょうか……
封じられているMPの2乗×100GPかな?」
MP10かぁ……」
アラニアの南ではカノンに侵攻したマーモに対応するために軍が派遣されているんだ。
回復アイテムとかは、全部そっちに行っているよ!」
そうか?
ロープ10m、フック5本、チェイン……は、今回は良しとするか……」
ガラスの手鏡、羊皮紙と羽ペン、チョーク」
ろうそくと油を10時間分。
非常食を3日分」
そんなに必要なんですか?」
鍾乳洞でもいいや……
……わかりやすく言うと、ビックサンダーマウンテンに乗り物なしで登るとしたら?」
すごく大変だと思います」
今のアイテムだって、うまく使わないと助からないような罠があるかもしれない。
一応、罠の内容はわかっているけど、それを回避するためにロープや……
鉄杭は買ったっけ?」
追加だ!」
「ダンジョンに潜る準備は、別にコンディション回復だけが必要じゃないんだよ」
「それは、関係ないがもしもの時に逃げれないと困るから、君が持たなくてもいいだろう」
「大剣担いだエルフはか弱いとは言えないが……両手剣持ちに荷物は持たせられん」
「いや、まあ普通に管理する人間としては、一括所有は危ないと思うから、みんなで分けよう。
手鏡とか油とかランタンは小さいものだから持てるだろ?」
コンシューマや最近のTRPGが緩いだけだよ」
「まだ、持っていたことは褒めてあげるけど、一応私の村の財宝よ?」
「そーいえば、俺はこのマントと微妙に関りがあったんだっけな……
すっかり、忘れていたな」
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