「……誰に助けを求めてるんですか？」
「キム・ポッシブル？」
「本当に誰なんですか？
ここは、キャプテン・アメリカでしょう！？」
「……マーベル嫌い」
「まあ、いいですけど……
2017/04/29の朝に北朝鮮がミサイルを発射しましたが……」
「したねぇ……
だから？」
「いえ、制裁とか、対応とか……」
「僕もそれを考えたけど、アメリカのボーダーラインはあくまで『核実験』だから、軍事的制裁はないかもしれない……
ただ、このミサイル発射に対応しないことで、北朝鮮は『核実験』をせざる負えなくなった……」
「どういうことですか？」
「北朝鮮はこのミサイル発射をアメリカへの軍事的勝利として喧伝するだろ？
そうなったら、次の行動は『核実験』を強行するしかないんだよ。
士気も上がっているしーー？」
「どうしました？」
「いやーTVニュースが、またミサイル発射を速報した……（〇六二九時）
……死にたいらしいな、あのバカ共……」
「米軍派兵後、３回目……午後くらいですかね？」
「『核実験』が？『米軍攻撃』が？」
「……それは、同義ですよね？」
