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 始まりは、思い。そして思いは旅をして全てになる。大アルカナを巡る旅 その5

2020-07-08 15:22:46 | 日記


こんにちは!尾高友義です。
前回に引き続き、大アルカナを巡る旅に出かけましょう。

15番・悪魔
改めて人間に焦点が当たります。人間とは、誘惑に弱く揺らぎやすく怠惰で自分勝手で、どうしようもない。そう思うのになんとも愛おしく感じてしまうものです。
神の存在を近くに感じながらなかなか近づけず、神にはなれないと悟ります。それなら似て非なる存在になろうとでもしているようです。

16番・塔
悪魔に囚われてしまった塔は現世の傲慢さ、おごりや欲の象徴です。神の怒りの稲妻により塔は崩壊してしまいます。
これまでの過ちを全て壊して浄化してあげましょう、という神の愛です。生まれてきて知識を得て、それを広め、神の言葉も実践し、神の真似事もしてきて、人間らしい醜さも受け入れた。それが全部、神の御業により壊れてしまうのです。突然の出来事に驚きショックを受けてしまうかもしれませんが、目の前の現実を淡々と受け入れることでしか新たな道は開けません。

17番・星
かつて抱いていた虚栄心や欲望は塔の崩壊とともに木っ端微塵に砕かれ、大きな星の輝く空を見つめ、未来への希望を抱くことになります。
更地になったところで、新たな希望が生まれます。色々とクリアになったその地で視界もクリアになり、純粋に望んでいるものが見えてきます。新たなビジョンを描きましょう。星が旅人の進む道を示してくれます。

続きは次回☆

 始まりは、思い。そして思いは旅をして全てになる。大アルカナを巡る旅 その4

2020-07-08 14:58:45 | 日記


こんにちは!尾高友義です。
前回に引き続き、大アルカナを巡る旅に出かけましょう。

11番・正義
運命の輪が見せてくれた新たなサイクルの波に乗ったフールは、女神アストライアが物事の正否を剣で裁く正義の間にやってきました。
社会的な規律規範に則り、正しさ、そしてバランスを天秤にかけ判断するのです。裁判官のイメージに近いですが、絶対的な権力を持ち、判断を間違わず、信頼できる人のことを言います。感情に飲み込まれることなく冷静に客観的に物事を見て判断するバランスのとれた状態を表しています。

12番・吊るされた男
どんな困難な状況に陥っても希望を捨てずに試練に耐える、吊るされた男が描かれています。
世界のカードに描かれているのが神様ですが、ポーズを真似てその存在に近づこうとします。しかし、ポーズを真似したところで神になれるわけではありません。無駄な努力ですが、本人はそれで満足しています。視点をいつもとは違う方向から向けることで見えてくる新しい世界もあることでしょう。

13番・死神
吊るされた男で逆転の発想を得たフールは、死の行軍の最中だった死神と出会います。
ここには生が善で死が悪という価値観もありません。ただ、終わりと始まりがあるだけです。純粋な心を持った魂だけを生かしておく死神は決断の時がきたことを意味しています。ここは腹をくくって前に進むしかありません。全ての物事は一旦死を迎え終わることで、新たな生、再生が始まるのです。

14番・節制
死神で死と再生を経たフールは、穏やかに水を湛える静かな泉のほとりにたどり着きます。
人間の生死のあとは自然物。陰陽五行やエレメントなどにあるように、火・水・土・風・木…これらのバランスが取れて世界は成り立ちます。天使が手にした聖杯で泉の水を移し替える様子は、自然な流れの中で調和がとれ安定した状態を表しています。

続きは次回☆

 始まりは、思い。そして思いは旅をして全てになる。大アルカナを巡る旅 その3

2020-07-08 11:48:52 | 日記


こんにちは!尾高友義です。
前回に引き続き、大アルカナを巡る旅に出かけましょう。

7番・戦車
恋人たちで正しい選択はできたでしょうか。次の戦車では、その選択を実現しようとスフィンクスの引く戦車に乗った勇ましい王子の姿が描かれています。
啓示を受けただけだったところから、実際に動き始めます。神の啓示って、そのままやろうとしても難しい。神という大きな存在から受けたアドバイスにも関わらず、それを上手く理解し、伝え、実践できる人のイメージです。高い目標を掲げ、積極的に忍耐強く物事に取り組む前向きな状態を表しています。

8番・力
戦車のカードでは、神の啓示から実践するまで少し時間がかかりました。力のカードでは、神の啓示を受けてから動くのではなく、神の加護により無理なくスムースに進んでいく感じです。
戦車のまっすぐに進む勢いは時に暴走してしまう可能性もあります。力では、獰猛なライオンを優しく撫で大人しくさせる女性が描かれています。自制心を持った状態であることを表しています。

9番・隠者
理性的に自分の力を制御することを学んだフールは、高い雪山の頂きでひとり瞑想する隠者と出会います。
自分自身でやれることはやり切った。あとは過去を振り返りこれを後世に伝えていくだけ。語り部になるわけではなく、残った者たちが自分の生き様を見てそれを理解できるように、という感じです。俗世から隔絶された世界で精神の高みを目指す隠者は、深く内省しこの世の真理を探求しているのです。

10番・運命の輪
隠者のいる山頂に広がる雲間から突如現れたのは運命の輪です。
運命というものは、天災や耐えがたいことだけではなく、自分が上昇していくものも含まれています。世の理や神様からのメッセージが理解できるので、それをそのまま実践します。精神的な極みに至った者に対して新しいサイクルの始まりが訪れたのです。予期せぬ展開により大きく世界が開けたり、人生の転換点となるチャンスがやってきていることを表しています。

続きは次回☆

 始まりは、思い。そして思いは旅をして全てになる。大アルカナを巡る旅 その2

2020-07-06 23:09:39 | 日記


こんばんは!尾高友義です。
前回に引き続き、大アルカナを巡る旅に出かけましょう。

3番・女帝
精神的な世界を覗いたフールは女帝と出会います。
物質的な豊かさ、この世の幸福を余すところなく味わう彼女の周りは、光に輝き穏やかさに満ちています。机上の空論だけではなく、知識を活かした上でアイディアを形にし、実際に現実化する、そんなイメージです。物事を生み出し育む、豊かで充実した穏やかな心を表しています。

4番・皇帝
女帝の世界から次に訪れたのは、社会的な秩序やルールを作り出す皇帝の世界です。
エネルギーに満ち溢れ、社会の基盤を整えていきます。女帝がたくさんの物質を生み現実化したところで、それを秩序を持って整理整頓していきます。色んな民族をまとめあげて争いが起きないように住み分けを徹底した王様や、作物の流通で揉めてるから法を整備した有力者、そんなイメージです。優美な女性の力生み出してきた物事を、強いリーダーシップで管理・指揮してシステム的に整えていく状態を表しています。

5番・法王

物質的な豊かさを作り上げた皇帝の次にフールは、真の幸せには精神的な充足も必要だと気づきます。そこで出会うのが法王です。
法王は神の知恵を人々に伝え、深い慈悲の心で導いていきます。それまでのことや、皇帝が成したこと伝えて回る、先生、僧侶、牧師の様なイメージです。信じる心と善良なる行動によって、内面も満たされ幸福になる様子が描かれています。

6番・恋人たち
法王からは幸せになるための教えを授かりました。そんなある日、素敵な異性と出会い恋に落ちます。
カードの下部分は人間ですが、これは実はアダムとイヴです。アダムとイヴの神話そのままのカードではありませんが、人間が神の啓示を受ける、という現実世界とは少し離れたお話です。上部に描かれた羽を生やした人物は神の使いの天使です。恋をしているときは誰もが喜びに体を震わせるでしょう。一方、甘い恋の裏には様々な誘惑も潜んでいます。誘惑に溺れることなく正しい選択をすることを表しています。

続きは次回☆

 始まりは、思い。そして思いは旅をして全てになる。大アルカナを巡る旅☆その1

2020-07-05 18:07:23 | 日記


フールが行く!大アルカナを巡る旅

こんばんは!尾高友義です。
前回にも少し話をしたのですが、タロットカードには大アルカナと小アルカナがあります。
大アルカナは0番「愚者」から始まり、21番「世界」で終わります。
0番の「愚者」(フール)が1枚1枚のカードを旅しながら、様々な事柄を身につけたり学んでいく、という流れで見ていくことができます。ざっくり言うと「この世界に生まれ落ちた人間が、全てを悟って神になるまでの物語」です。大アルカナは精神的な成長を表していて、ひとつの大きな物語だと捉えるとわかりやすくなるでしょう。
それでは、主役のフールと一緒に大アルカナを一緒にみていきましょう!

0番・愚者
新しい世界への冒険に期待と興奮で胸を膨らませワクワクしている若者の姿が描かれています。ゼロからのスタートですね。
赤ちゃんと同じで、右も左もわからない。故にどんな可能性もある。無鉄砲で無邪気で純粋な心の状態を表しています。

1番・魔術師
出発した愚者は魔術師へと変貌を遂げます。様々な道具を使いこなし道ゆく人々を楽しませるイリュージョンを繰り広げます。
ひらめきを形にすること、やりたいと思ってことを実現する意志を持っている状態を表しています。この世界で生きていく方法を理解して手に入れて、やっと準備が整ったスタートラインです。

2番・女教皇
閃光が炸裂する魔術師の世界から一転、静寂が包む海辺へとやってきたフールは女教皇と出会います。
そこで伝説の書「トーラ」を手に入れ、この世界の理を知ることになります。いつでも調べることができるようになったような感じです。しかし、ここでは知識のみで経験は伴っていません。神からの信託を受ける彼女は、深い洞察力と直感、そして厳かな雰囲気の奥にひそむピュアな心を表しています。

続きは次回☆