
こんにちは!尾高友義です。
前回に引き続き、大アルカナを巡る旅に出かけましょう。
15番・悪魔
改めて人間に焦点が当たります。人間とは、誘惑に弱く揺らぎやすく怠惰で自分勝手で、どうしようもない。そう思うのになんとも愛おしく感じてしまうものです。
神の存在を近くに感じながらなかなか近づけず、神にはなれないと悟ります。それなら似て非なる存在になろうとでもしているようです。
16番・塔
悪魔に囚われてしまった塔は現世の傲慢さ、おごりや欲の象徴です。神の怒りの稲妻により塔は崩壊してしまいます。
これまでの過ちを全て壊して浄化してあげましょう、という神の愛です。生まれてきて知識を得て、それを広め、神の言葉も実践し、神の真似事もしてきて、人間らしい醜さも受け入れた。それが全部、神の御業により壊れてしまうのです。突然の出来事に驚きショックを受けてしまうかもしれませんが、目の前の現実を淡々と受け入れることでしか新たな道は開けません。
17番・星
かつて抱いていた虚栄心や欲望は塔の崩壊とともに木っ端微塵に砕かれ、大きな星の輝く空を見つめ、未来への希望を抱くことになります。
更地になったところで、新たな希望が生まれます。色々とクリアになったその地で視界もクリアになり、純粋に望んでいるものが見えてきます。新たなビジョンを描きましょう。星が旅人の進む道を示してくれます。
続きは次回☆