タナカヨシエ

2007年11月11日 | オンドコライヴ@ウイングベイ小樽
不思議な空気管・・・いや、空気感をもつ彼女。

確かに空気感なんつう日本語は無いが、空気管って私ゃ設備士か。

そうそう、なんとも言えんのです。
ものすごくインパクトがあるわけでも、パワフルなわけでも、声に特徴があるわけでもないのに、甘さ控えめの綿飴みたいな存在感。

最初に会ったときも、そう。
メルヘン交差点で、通行人に魂をぶつけるわけでもなく、淡々と、でも静かに楽しんで歌っていた彼女。
気づいたら、無理矢理スタジオに連れ込んで、生放送で生うた歌ってもらってました。


さて、ウイングベイではどんなふうに彼女の声が広がるのかしらん。
と思っておりましたが、路上ライヴが多い彼女、お喋りはあまり慣れていないようで、見ている私も姉のような気分でドキドキ。
しかしながら、ふわっと声を発した瞬間の、人の集まり方はまた独特で。。。
しかも、みなさん足をとめたまま、ずっと聴いてらっしゃる。
おまけに、ギターの音がすごくいいから、マイク(ギターに内臓されているんだぞう)のメーカーを教えてくれと関係者スペースに入ってくるお爺ちゃんまで登場したりと、なんとも穏やかな雰囲気。


と、思った矢先に、予想だにせぬ3弦切り。
3弦て。
野狐禅かっ。

「弦を張り替えてきます!」
と元気にステージを降りたあとの、パーカッションくんとベースくんの沈黙。

え?なんで?
なんで二人とも喋らんの?

気づいたら、ステージの中心に立つ私。

音響さんも、ステージ担当さんも、気心知れた仲ってぇのもありますが、喋り捲りの私。

不思議なもので、ライヴを聴きにいらしているんだから、私の長い喋りなど始まったら、みんないなくなっちゃうかなと思いましたら、これがまた驚くことに、みなさんしっかり座ったまんま、お二階も三階もそのまんま。
これも不思議少女、タナカヨシエちゃん効果かしらんなどと思いつつ、3弦張替え、すがすがしい表情のヨシエちゃんと交代。

不思議な魅力を持つ子ぉです。


ベースの徳田君も、普段はギター弾き語りで歌っているそうで、次は彼の歌も聴きたいわ。
ちなみに、身長184cm。
あ、興味ない?



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