あ可よろし

「あきらかによきこと」は自分で見つける・おもしろがる
好奇心全開日記(不定期)

勇気は20歳になりました

2016-08-09 | 本(文庫本)
三浦しをんさんの『神去なあなあ夜話』を読みました。
『神去なあなあ日常』の後日譚。高校を卒業して、携帯の電波もとどかないような三重県の山奥、神去村に放り込まれた都会っ子の平野勇気は、林業の魅力に夢中になりながら20歳になりました。

四つの季節を越えて、山での仕事にも村の生活にも慣れてきた勇気。すっかり村の住民になってきたようにも思えるが、まだまだ勇気の知らない村の秘密があった。例えば、繁ばあちゃんに育てられたヨキの両親はなぜいないのか? 真実を知るにつれ、ますます村のことが好きになる勇気。そして大好きな直紀さんとの恋の進展は?

前作のインパクトが大きく、完成度もかなり高かったので「今回も!」と、読む前から昂っていましたが、今回は「林業」の話はほぼ出てきません。ここはちょっと残念でした。そんなに早く勇気を一人前にしなくても良いんじゃないかっていうのが感想。
しかし今回は前作では語られなかった、村の真実が分かるので、やはり前作を読んでからこちらを読む、という流れが正解でしょう。
もうね、直紀さんの存在はいらないんじゃないかって思えるくらい、ヨキと繁ばあちゃんが可愛い♪

※今日のリオ※ 柔道男子73キロ級 大野将平さん、体操男子団体のみなさん
どちらも金メダル、おめでとう! そしてどちらも男子なんだけど、実にそれぞれの競技において、実に「美しい」パフォーマンスを見せてくれたと思います。体操競技なら「美しさ」ってのはピンとくるでしょうけど、柔道にも「美しさ」があるんですよ。大野さんは「泥臭く戦えた」とコメントしてますが、いえいえ、あなたの柔道は実に美しかった! そして私はあなたたちのおかげでがっつり睡眠不足…!
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