凄く寒かったりビックリするくらい暖かい日があったりで、体調管理が大変です。おじいちゃんみたいに盛大なくしゃみを連発している今日の私…。
林真理子さんの『本を読む女』を読みました。ダジャレじゃないのよ。ホントに読んだの。
文庫本の初版が平成5年ですから、今更「読みました」と感想を書くのもどうかと思いましたけど、この作品、相当良いです。近所の古本屋さんで見つけて、表紙カバーデザインが気に入って買ったものでしたが、読み始めてすぐに虜になってしまいました。
本を読むことが何よりも好きな少女・万亀(まき)。彼女が描いていた夢や希望は、突然の父の死、進学、就職、戦争、結婚と、現実中での壁にぶつかる。しかし本を読むことを心の支えにしながら、それらの壁をしなやかにたくましく乗り越え、明るい希望を見出していく。
作品の構成は、7つの章からなります。それぞれに本のタイトルがつけられ、それはそのまま万亀の人生のキーワードになります。
『赤い鳥』『花物語』『放浪記』『大地』『オリムポスの果実』『万葉集』『斜陽』
章タイトルを目次で見た時点で、ワクワク感が高まりました。
そして衝撃の事実。この作品の主人公・万亀のモデルは、実は林さんのお母さんです。大正~昭和の激動の時代を生きた自分の母親の半生を描くだなんて、それだけでも凄いと思います。娘だけど作家として、母を客観的に捉えて表現する。その作業を想像するだけで、身震いがしてきそうです。しかもそれを見事にやってのけた林真理子の凄さとは!
私の中で林真理子作品でのいちばんは『葡萄が目にしみる』でしたが、ここにきて『本を読む女』がグググッと出てきました。しかも、ひょっとするとですけど、年末に振り返える「今年読んだ面白かった作品2010」の№1もとっちゃうかも、です。
林真理子さんの『本を読む女』を読みました。ダジャレじゃないのよ。ホントに読んだの。
文庫本の初版が平成5年ですから、今更「読みました」と感想を書くのもどうかと思いましたけど、この作品、相当良いです。近所の古本屋さんで見つけて、表紙カバーデザインが気に入って買ったものでしたが、読み始めてすぐに虜になってしまいました。
本を読むことが何よりも好きな少女・万亀(まき)。彼女が描いていた夢や希望は、突然の父の死、進学、就職、戦争、結婚と、現実中での壁にぶつかる。しかし本を読むことを心の支えにしながら、それらの壁をしなやかにたくましく乗り越え、明るい希望を見出していく。
作品の構成は、7つの章からなります。それぞれに本のタイトルがつけられ、それはそのまま万亀の人生のキーワードになります。
『赤い鳥』『花物語』『放浪記』『大地』『オリムポスの果実』『万葉集』『斜陽』
章タイトルを目次で見た時点で、ワクワク感が高まりました。
そして衝撃の事実。この作品の主人公・万亀のモデルは、実は林さんのお母さんです。大正~昭和の激動の時代を生きた自分の母親の半生を描くだなんて、それだけでも凄いと思います。娘だけど作家として、母を客観的に捉えて表現する。その作業を想像するだけで、身震いがしてきそうです。しかもそれを見事にやってのけた林真理子の凄さとは!
私の中で林真理子作品でのいちばんは『葡萄が目にしみる』でしたが、ここにきて『本を読む女』がグググッと出てきました。しかも、ひょっとするとですけど、年末に振り返える「今年読んだ面白かった作品2010」の№1もとっちゃうかも、です。
ただひたすら待つって時間が長くて、本が無かったらシンドイので、
なんか面白い本を探してたんだー。
今日来た友人が、時代小説をたっぷり差し入れてくれたんだけど、
そればかりでも飽きるので、コレ探して読んでみようと思います。
ステキステキなお友だち
この小説、じっくり・じんわり効いてくるような作品です。
主人公は外見も性格もとっても地味な女の子だけど、
外見じゃなくて、「本当にきれいな人っていうのは、こういう女性だよね~」って思う。
ま、見た目ばかり気にしている人には絶対に分からない内容だろうけど…。
是非読んでみて!